単焦点眼内レンズ移植術

さまざまな目の病気について、
その内容や治療方法などをご紹介します。

通常の単焦点眼内レンズ移植術とは

薄い袋を残して水晶体を取り除き、この袋の中に、折りたたんで小さな切開創から入れることのできるアクリル製の眼内レンズを挿入する手術です。ただ、アクリル製の眼内レンズが入れられない場合には、ハードコンタクトレンズと同じような、材質の固い眼内レンズを使用する場合もあります。
手術後にどのような生活をしたいかによって最適なピントの位置が異なりますので、お知らせください。

単焦点眼内レンズと眼鏡の組み合わせ

本や新聞を読むことが多い人には…

自動車に乗ることが多い人には…

■使用する眼内レンズの度数

超音波検査、角膜屈折検査などから決定します。多少の測定誤差があるため、安全域を考えて2メートル位先を目安とし、その近辺にピントが合うように眼内レンズの度数を選択する場合が多いです。

手術・処置時間

手術時間は通常15分程度。消毒・処置の時間を入れても約30分で終了します。
※白内障が進行し、水晶体が非常に硬くなってしまった場合や、水晶体を眼内につっている「チン氏帯」が弱くなっている場合などは、操作が複雑になり時間がかかることがあります。

手術の流れ

角膜のやや左上方の、茶目と白目の間の部分を切開し、水晶体の前嚢(ぜんのう)を切り取ります。

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水晶体の核と皮質を超音波で砕いて吸引、除去。後嚢(こうのう)とチン氏帯は残します。

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cataract-

眼内レンズを元の水晶体があった部分に差し込み、最後に結膜を熱凝固して、手術終了です。

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その他の手術

水晶体が非常に硬く、超音波乳化吸引術では危険性が高い場合、水晶体嚢外(のうがい)摘出を行います。またチン氏帯が大きく断裂している場合は水晶体全摘出術を行います。これらの手術は切開部分が広く、10針程度の連続した縫合を行いますので手術時間も長くなります。手術後、約1ヶ月間は、目を打ったり強く擦ったりしないように注意してください。

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