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Archives of Ophthalmology
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(~ 2008年以前)    
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 (~ 2008年以前)
 
Archives of Ophthalmology

 130巻 (1号~4号)、2012
 
難治性糸状角膜症にたいするボツリヌス治療
Botulinum toxin injection for the management of refractory filamentary keratitis.
Gumus K et al(TX USA)
Arch Ophthalmol 130(4): 446-50, 2012
・難治性の糸状角膜症治療に対するボツリヌス毒注射の効果を検討した。
・17例33眼の通常の治療には抵抗性の糸状角膜症患者に対し眼瞼皮下にボツリヌス毒注射(10U/0.1ml)を行った。
・最初の注射で29/33(88%)で緩解:20/29眼で完全緩解、9/29眼で角膜糜爛が残存。
・残りの3/33眼で部分寛解。
・残りの1/33眼では初回、2回目治療で寛解したが、8週間後に再発した。
・初回治療で14/33(42%)が寛解したが、19/33(58%)で複数回治療が必要であった。
・糸状角膜症の原因は不明だが、何らかの原因で基底膜の剥離が部分的に発生し、眼瞼の動きによりここの上皮が持ち上げられ、これがムチン糸や変性した上皮細胞に絡み、長いフィラメントができると考えられる。
・このフィラメントは下の上皮に強く接着しているため、瞬きが上皮の亀裂を作り、痛みや慢性炎症を起こす。
・この刺激がまた瞬きを引き起こすという悪循環になるので、この悪循環を断つのが良いだろう
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線維柱帯手術と白内障手術の間隔
Cataract surgery after trabeculectomy.
Husain R et al(Singapore)
Arch Ophthalmol 130(2): 165-70, 2012
・線維柱帯手術後の白内障手術時期が、線維柱帯手術の効果に影響するかどうかを検討。
・235名の線維柱帯切除者のうち、124名(52.7%)がその後、白内障手術を受けたが、27名は白内障手術前に眼圧上昇を来たしたため、非白内障手術群にいれてある。
・経過観察期間の中央値は白内障手術群97例が60ヶ月(28-84)、非白内障手術群138例が48(12-84)ヶ月である。
・両手術の間隔の中央値は21.7ヶ月(4.6-81.9ヶ月)で、6ヶ月以内が2例、6-12ヶ月が19例、12ヶ月以上が76例である。
・白内障手術を受けなかった群に比較して、間隔が6ヶ月、1年、2年のHazard ratioは、それぞれ、3.00(95%CI=1.10-8.14)、1.73(95%CI=1.05-2.85)、1.32(95%CI=1.02-1.69)であった。
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細菌性角膜潰瘍に対する追加ステロイド点眼治療
Corticosteroids for bacterial keratitis. The steroids for corneal ulcers trial(SCUT)
Srinivasan M et al(India et al)
Arch Ophthalmol 130(2): 143-50, 2012
・培養陽性の細菌性角膜潰瘍に対して、ステロイド点眼の追加治療について検討した。
・少なくとも48時間前からモキシフロキサシン点眼開始した後、1%プレドニゾロン点眼あるいはプラセボー点眼を開始して比較した。
・開始後3ヶ月目の矯正視力、浸潤や瘢痕の大きさ、角膜穿孔の有無について調査した。
・調査期間は2006/9~2010/2であり、1769名の患者から500名を登録した。
・点眼は最初1週間は1日4回、次の1週間は2回、次の1週間は1回点眼として中止。
・モキシフロキサシン点眼は最初48時間は覚醒時は1時間おき、その後、上皮再生する迄は2時間おき、その後は1日4回とした。
・全体では3ヶ月後の矯正視力、浸潤や瘢痕の大きさ、角膜穿孔の有無、再上皮化までの時間には有意差がなかったが、開始時の視力が指数弁以下の群では、ステロイド群の方がlogMARで0.17良かった(95%CI=-0.31~-0.02 p=0.03)し、開始時に潰瘍が中心4mmを完全に含んでいた場合には、ステロイド群の方がlogMARで0.20良かった(95%CI=-.37~0.04 p=0.02)。
・ただ、結論的にはステロイド点眼治療の追加は、3ヶ月後の視力に影響していなかった。
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RPE65変異によって発生したLeber病の遺伝子治療
Gene therapy for Leber congenital amaurosis caused by RPE65 mutations. Safety and efficacy in 15 children and adults followed up to 3 years.
Jacobson SG et al(PA USA 多施設)
Arch Ophthalmol 130(1): 9-24, 2012
・常染色体劣性の網膜ジストロフィであるLeber先天黒内障のRPE65型において、矯正RPE65遺伝子を注入された遺伝子組み換えを行ったadeno関連ウイルス(rAAV2)を用いて治療した。
・15例(11歳から30歳)のPhaseⅠ研究で、rAAV2-RPE65ベクターを機能の悪い方の眼の網膜下に注入し、正常なDNAを網膜に伝達させた。
・1か月から36カ月経過観察し、安全性や機能を評価した。
・機能は暗順応、ETDRSチャートを用いた視力、視野、瞳孔反応測定、運動能力やOCT検査を行った。
・全身的な毒性はなく、機能改善は程度の差はあるが、治療部位に限定して、全例でみられた。
・瞳孔対光反射は上昇し、錐体桿体感度は有意に上昇した。
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 129巻 (1号~12号)、2011
 
硝子体内注射時の感染シミュレーション
Bacterial dispersal associated with speech in the setting of intravitreous injections.
Wen JC et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 129(12): 1551-4, 2011
・硝子体内注入を想定して、発話中の細菌散布量を検討した。
・15名のボランティアで、口の46cm下に血液寒天培地を置き、5分間原稿を読んで貰った。
・マスク装着、マスクなし、顔を90゚横に向けてマスクなし、あるいは、静かに5分間過ごす。
・次に、全員、マスクなしで検査用リクライニングチェアに横になり、前額部に培地を置き、5分間原稿を読んでもらった。
・細菌コロニー数は、マスク装着:4個、マスクなし:157個、横向き:27個、無言:5個、前額部:22個、部屋コントロール:4個であった。
・検出菌の内、口内連鎖球菌は66.7~82.6%を占めていた。
・患者が横になって喋っているだけでも、有意に菌が増えることが分かった(p=0.02)。
・処置中に患者にできるだけ話さないよう、指示することも大切である。
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水痘ワクチン接種後に発症した急性網膜壊死の2例
Acute retinal necrosis after herpes zoster vaccination.
Charkoudian LD et al(GA USA)
Arch Ophthalmol 129(11): 1495-7, 2011
・急性網膜壊死ARNは水痘帯状疱疹(varicella-zoster virus,VZV)あるいは単純ヘルペスウイルスが原因と考えられているが、多くの場合はVZVが原因となっている。
・水痘ワクチンは小児に使用されるVarivax(低濃度接種を2回行う)のと、再活性化の2次予防として使用されるZostavax(高濃度接種を1回行う)の2種類がある。
・Zostavax接種後にARNを発症した2例を報告する。
・1例は77歳女性で、接種後6日目で左眼が光覚弁に低下した。
・初診後5日目に硝子体手術(シリコンオイル注入)を行った。
・2例目は80歳男性の腎移植を受け、免疫抑制剤、ステロイド内服中の人で、接種後2カ月目に両眼の視力低下(手動弁と20/150)を来たし、両眼の硝子体手術(シリコンオイル注入)を行った。
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白内障手術後の前房深度と眼圧の変化

Anterior chamber depth, iridocorneal angle width, and intraocular pressure changes after phacoemulsification.
Huang G et al
CA USA)
Arch Ophthalmol 129(10): 1283-90, 2011
・超音波乳化吸引術後の前房深度の変化と眼圧下降について検討した。
・前房深度が3/4象限以上でShaffer分類で2度以下のものを狭隅角(NA)と定義した。
・前眼部OCTで前房深度ACDと、強膜峡の前方500μmの前房深度AOD500を術前、術後10日、136ヶ月後に測定した。
63眼中26眼は狭隅角NAであった。
NA者での術前→術6ヶ月後のAOD500ACD0.179±0.014mm(0.196±0.023増加)と、2.23mm±0.07(1.48±0.04増加)であり、開放隅角(OA)眼では、AOD500ACD0.297±0.019mm(0.155±0.021増加)と、2.76±0.08mm(1.20±0.06増加)であった。
・眼圧変化はNA者では術前→6ヶ月後で、15.78±0.70mmHg(2.75±0.60低下)OA者では14.68±0.55mmHg(1.55±0.47低下)であり、両群とも有意に低下していた。
AOD5000.1mm増加は、NA者では0.42±0.18mmHg(p<0.001)OA者では0.32±0.16mmHg(p=0.047)低下させ、NA者で著明であった。
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高眼圧症の夜間眼圧の問題点
Aqueous humor dynamics during the day and night in volunteers with ocular hypertension.
Fan S et al(NE USA)
Arch Ophthalmol 129(9): 1162-6, 2011
・年齢59.2±11.1歳の30人の高眼圧症で日中1回(9am~2pm)と夜間(10pm~2am)1回、検査を行った。
・測定項目は超音波での中心角膜厚、空気眼圧計での眼圧、fluorophotometryでの房水流入量、tonographyでの房水流出率、血圧を行った。
・ぶどう膜強膜流出量はGoldmann式を用いて算出した。
・日中の測定ではvenomanometryでの上強膜静脈圧、A-scanでの前房深度、Fluorophotometryでの房水流出率も測定した。
・座位での日中の眼圧21.3±3.5mmHgと比較すると、夜間座位眼圧17.2±3.7は有意に低く(p<0.001)、夜間臥位眼圧22.7±4.6は有意に高かった(p=0.03)。
・中心角膜厚は日中570±3.9よりも夜間585±46が有意に厚かった(p.001)。
・前房水流入量は日中の2.13±0.71μl/minより、夜間1.11±0.38は48%少なくなっていた(p<0.001)。
・ぶどう膜強膜流出量は夜間では0.61μl/min減少していた(p<0.03)。
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小児の中心角膜厚の年齢変化
Central corneal thickness in children.
Pediatric Eye Disease Investigator Group
Arch Ophthalmol 129(9): 1132-8, 2011
・807名の白人、474名のアフリカ系米国人、494名のヒスパニックなど、健康な0歳から17歳の小児、計2079名で、手持ち接触型パキメータで中心角膜厚を測定した。
・アフリカ系米国人では、白人やヒスパニックよりも20μm程度、有意に角膜厚が薄かった(p<0.001)。
・中心角膜厚は1歳から11歳までは連続的に増加していたが、毎年の変化はだんだんと少なくなり、11歳で上限に達した。
・白人、ヒスパニックでは573μm(CCT=556.3+1.5*age-0.1(age-7.7)^2)、アフリカ系米人では551μm(CCT=539.9+0.8*age-0.06(age-9.5)^2)であった。
・CCTが100μm増える毎に眼圧は平均1.5mmHg上昇していた(p<0.001)。
・近視が1D増える毎にCCTは平均1μm減少していた(p<0.001)。
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落屑症候群の地域較差

Geographic and climatic factors associated with exfoliation syndrome.
Stein JD et al
MI USA)
Arch Ophthalmol 129(8): 1053-60, 2011
20012007年の米国47州のeye care受給者626,901名から、3367名の落屑症侯群PEを抽出し、地域ごとの気象データ(温度、標高、日照時間)との関連を調べた。
・中間緯度の住民と比較して、42Nより北の住民では、ESの補正危険率はHR=2.14(95%CI=1.94-2.35)であった。
・緯度37N以下の南の住民では、ESの危険率はHR=0.83(95%CI=0.75-0.93)と低かった。
・白人を除いても、この関係は成り立っていた。
7月の気温が1℃上昇すると、ESの危険率は3%減少(HR=0.97 95%CI=0.96-0.98)
・年間の快晴日が1日増えると、ESの危険率は1.5%増加(HR=1.02 95%CI=1.01-1.02)した。
・環境温度と日照はES発症の重要な環境要因であろう。
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綿花状白斑吸収後の網膜感度
The microperimetry of resolved cotton-wool spots in eyes of patients with hypertension and diabetes mellitus.
Kim JS et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 129(7): 879-84, 2011
・網膜の綿花状白斑は高血圧HTNや糖尿病DMで重要な所見である。
・10から119カ月前(中間値51ヶ月)に消褪した綿花状白斑CWSについて、眼球運動に連動させて像を安定させ、CWS部とそのCWS部に近くて障害されていない部位で感度を測定した。
・DMあるいはHTNの16眼(消褪した34個のCWS)と正常者16名の34か所について感度測定を行った。
・消褪したCWSの平均感度はHTNでは11.67±3.88dB、DMでは7.21±5.48dBであり、CWS近傍のコントロール部の平均感度はHTNでは14.00±2.89dB、DMでは11.80±3.45dBであった。
・CWSが吸収された部位の感度はその周辺部の感度より有意に低く(HTNではp=0.01、DMではp<0.001)、DMのほうがHTNよりも暗点が深く、DMでのCWS近傍の感度は年齢を一致させた正常者よりも感度が低いことが分かった。
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治療中の緑内障患者の視野進行の要因について
Risk factors for visual field progression in treated glaucoma.
Moraes CGVD et al(NY USA)
Arch Ophthalmol 129(5): 562-8, 2011
・緑内障治療中の視野進行のファクターについて検討した。
・両眼ともに8回以上のハンフリー視野計での24-2 SITA-Standardで再現性の良い視野欠損をもった連続587例587眼について1999/1~2009/9までを検討した。
・年齢は64.9±13.0歳、経過観察期間は6.4±1.7年、視野測定回数は11.1±3.1回である。
・単変数解析では、視野狭窄の進展と関連していたのは、高齢(OR=1.19/10年 p=0.01)、落屑症侯群(OR=1.79 p=0.01)、角膜厚薄い(OR=1.38/40μm薄い p<0.01)、乳頭出血(OR=2.31 p<0.01)、傍乳頭網脈絡膜萎縮PPA(OR=2.17 p<0.01)、全ての眼圧パラメータ(平均、最高、変動 p<0.01)であった。
・多変量解析では、最高眼圧(OR=1.13 p<0.01)、角膜厚薄い(OR=1.45/40μm薄い p<0.01)、乳頭出血(OR=2.59 p<0.01)、傍乳頭網脈絡膜萎縮(OR=2.38 p<0.01)であった。
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血球数と網膜血管径について
Complete blood cell count and retinal vessel diameters.
Klein BEK et al(WI USA)
Arch Ophthalmol 129(4): 490-7, 2011
・1998~1990に行われたBeaver Dam Eye Study cohort(n=4730)のデータを再調査し、血球数と網膜血管径について検討した。
・血圧、喫煙歴、視神経乳頭中心の眼底写真を解析。
・網膜動脈、静脈の血管径は乳頭縁から0.5-1.0DD内のものを計測し、年齢、性で調整して解析。
・赤血球数、白血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値は全て中心部の網膜静脈径、動脈径と有意に正の相関があった(赤血球と動脈径のみp<0.004で、他はいずれもp<0.001)。
・血小板数は網膜静脈径のみと正の相関があった(p<0.001)。
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滴状角膜の頻度
Prevalence of and risk factors for cornea guttata in a population-based study in a southwestern island of Japan. The Kumejima Study.
Higa A et al(琉球大)
Arch Ophthalmol 129(3): 332-6, 2011
・久米島の40歳以上の住民4632名のうち3762名(81.2%)を調査した。
・非接触角膜内皮像で黒点の全面積によって滴状角膜を0から4に分類した。
・検査適格者3060名の内、124名(4.1% 95%CI=3.4%-4.8%)に少なくとも片眼に滴状角膜があった。
・年齢が高いほど(62.8±12.9:59.1±12.9 調整p<0.008)、女性(OR=2.38 95%CI=1.61-3.53 p<0.001)、中心角膜厚薄いほど(0.504±0.038:0.514±0.034 調整p=0.046)、滴状角膜が多かった。
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網膜静脈閉塞症と心筋梗塞、脳血管障害
Myocardial infarction and cerebrovascular accident in patients with retinal vein occlusion.
Werther W et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 129(3): 326-31, 2011
・分枝あるいは中心網膜静脈閉塞症(RVO)があったかなかったかで、心筋梗塞(MI)と脳血管障害(CVA)の発生比率をUS population-based health care claims databaseを用いて検討した。
・MIの比率は、RVOの4500名(年齢64.0±13.4)では0.87/100名、コントロールの13500名(年齢64.0±13.3)では0.67/100名であり、MIの調整RRは 1.03(95%CI=0.75-1.42 p=0.85)で有意差なし。
・CVAは、RVOでは1.16/100名、コントロールでは0.52/100名で、CVAの調整RRは 1.72(95%CI=1.27-2.34 p=0.001)であり、RVO患者がCVAを発症する比率はコントロール群の約2倍であることが分かった。
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眼圧測定時の測定順誤差
Effect of measurement order between right and left eyes on intraocular pressure measuerment.
Pekmezci M et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 129(3): 276-81, 2011
・左右眼圧の測定順がゴールドマンアプラネーション眼圧計での眼圧測定に影響があるかどうかを検討した。
・105名の正常者を2群に分けた。
・G1は右眼から開始し、右2回、左2回、右2回測定、G2は左眼から開始し、同様に行った。
・2週間後に左右の順を代えて測定した。
・解析は1)最初の眼と後の眼、2)初回と2回目の測定、3)左右の差、4)眼をギュット閉じたかどうかで検討した。
・最初に測定した眼の方が有意に高かった(最初14.5±2.3、後測定14.2±2.3 p=0.02)。
・初回検査が2回目検査よりも有意に高かった(初回14.7±2.4、次回検査13.9±2.1 p=0.001)。
・眼を中等度以上に強く閉じた場合は有意に眼圧が高かった(軽度14.2±2.3、強め14.9±2.4 p=0.001)。
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糖尿病と近視

Refraction in adults with diabetes.
Klein BEK et al
WI USA)
Arch Ophthalmol  129(1): 56-62, 2011
Wisconsin Epidemiologic Study of Diabetic Retinopatyで、10,135DM者のうち、30歳未満でインスリン治療を始めた群(T1D)996名と、30歳以上で診断された群(T2D)1370名を対象として調査した。
TypeⅠ、TypeⅡが含まれており、10年間、屈折の変化を経過観察。
・両群とも年齢、教育レベルはほぼ同じであった。
T1Dでは-1.24±2.02Dで、T2Dでは0.69±2.05Dで、T1Dで近視が強かった。
10年間の屈折度の変化はT1Dでは-0.28±1.08Dで、T2Dでは+0.48±0.89Dの変化があった。
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糖尿病網膜症の進展と網膜静脈径との関連
Retinal venular diameter as an early indicator of progression to proliferative diabetic retinopathy with and without high-risk characteristics in African American with type 1 diabetic mellitus.
Roy MS et al
NJ USA)
Arch Ophthalmol  129(1): 8-15, 2011
TypeⅠの糖尿病をもったAfrican American 468名で、網膜動脈径、網膜静脈径と糖尿病網膜症の6年間の進行具合との関連を検討した。
ETDRS Airlie House分類を用いて、7枚の眼底写真を撮り、視神経乳頭から半乳頭径から1乳頭径までの中にある全ての網膜動脈、網膜静脈の平均血管径(CRAECRVE)を求めた。
CRAE168.8±16.0μmCRVE254.2±25.2で、眼ごとにこの両者には関連があった(p<0.001)
・多変量解析では、CRVEが太いと、6年後にPDRに進展することと関連していた。
・これは、DMRのないあるいは中等度の非増殖性DMRPDRに進行したり、DMRのないあるいは非増殖性DMRPDRに進行することに有意に関連があった。
・網膜静脈径が大きいことはPDRに進展することの目安になりうる。
 
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Archives of Ophthalmology

 128巻 (1~12号)、2010
   
無水晶体・無虹彩眼におけるシリコンオイル注入方法の検討
Silicone oil retention sutures in aphakic eyes with iris loss.
Gentile RC et al
NY USA)
Arch Ophthalmol 128(12): 1596-9, 2010
・無水晶体眼で虹彩が正常な場合には下方の周辺虹彩切除が前房へのSO脱出を予防し、緑内障や角膜障害を予防することができるが、無虹彩眼で無水晶体眼の場合にSOが前房へ脱出することを予防する方法を考案したので報告する。
10-0プロリン縫合(SO保持縫合)を前房に通し、虹彩隔膜にすると、この縫合がSOと房水のバリアとなって、SOと角膜の接触を予防してくれる。
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高度近視眼網膜剥離における網膜裂孔の特異性
Rhegmatogenous retinal detachment due to paravascular linear retinal breaks over patchy chorioretinal atrophy in pathologic myopia.
Chen L et al
China)
Arch Ophthalmol 128(12): 1551-4, 2010
・病的近視の網膜剥離の原因として、後極部の近視性網脈絡膜萎縮上にある血管に沿った線状網膜裂孔が誘因になった10(2008/12009/7)を報告する。
・裂孔は多くの場合下耳側血管で、次に上耳側に多かった。
・裂孔の長さは0.251DDであり、乳頭からは15DD離れていた。
・裂孔の特徴は脈絡網膜萎縮上に存在し、形状は近くの網膜血管に並行した線状で、進行性網膜剥離を発症していた。
・全例に硝子体手術(ガス注入)を行い、9例は1回の手術で復位した。
・術前にはこの裂孔は見つけられにくく、術中に注意深く後極部の網膜血管周囲を観察する必要がある。
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網膜静脈閉塞と睡眠時無呼吸
Obstructive sleep apnea among patients with retinal vein occlusion.
Glacet-Bernard A et al
France)
Arch Ophthalmol 128(12): 1533-8, 2010
・連続する63名のRVOのうち、閉塞性睡眠時無呼吸OSAの以下の3つのリスクファクターのうち2つを持っている30例につき、心血管障害、いびき、日中の傾眠傾向について検討した。
30例のうち、23(77%)はOSAであり、OSAの有病率は37%であった。
・OSA23例の平均無呼吸低呼吸指数(AHI 1時間当たりの無呼吸、低呼吸発症回数)は21であった。
AHI<15の軽症は13例、AHI 15-30の中等症は5例、AHI>30の重症例は5例であり、AHIBMI(body mass index)と有意に相関していた(p=0.02)
RVOの患者の中に通常の有病率より高いOSA患者が含まれており、OSARVO病態の追加のリスクファクターの重要な役割を果たしているか、あるいは、誘因となっているだろう。
・このことは多くのRVO患者が朝起きた時に視力低下を自覚していることを説明できるし、OSAの治療がRVO治療に有効であろうことを示唆している
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経強膜網膜剥離手術における網膜冷凍凝固と術後の光凝固との差異
Cryotherapy vs laser photocoagulation in scleral buckle surgery.
Lira RPC et al
Brazil)
Arch Ophthalmol 128(12): 1519-22, 2010
86名の裂孔原性網膜剥離患者に強膜内陥手術を行った際、術中の冷凍凝固を行った群(43)と、手術の1ヶ月後にレーザー凝固を行った群(43)とで、1週間、16か月後の復位率、最良矯正視力、再手術率、術後合併症について検討した。
1W16M後の復位率は冷凍凝固群では93%, 100%, 100%で、光凝固群では 95%, 100%, 100%であった。
・冷凍群の1例、レーザー群の2例が1週間目時点で追加の網膜剥離手術(硝子体手術)が必要であった。
・術後合併症は眼瞼浮腫以外には両群間で差はなかった。
・視力改善スピードは冷凍凝固群で遅かったが、6か月後には差はなくなっていた。
1ヶ月目のlogMARは冷凍凝固で0.69(小数点0.20)、レーザー群で0.46(0.35)であった(p<0.03)
・レーザー凝固群は手術が2回になること、費用が余計にかかる事が欠点であるが、視力改善、術後合併症ともに少なく、脈絡膜網膜癒着の目的の為には冷凍凝固に替りうるものである
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老人環と角膜厚、眼圧との関連について

Effect of corneal arcus on central corneal thickness, intraocular pressure, and primary open-angle glaucoma. The Singapore Malay Eye Study.
Wu R et al
Singapore)
Arch Ophthalmol 128(11): 1455-61, 2010
40歳から80歳のシンガポール在住のマレー人3015名で、CCTIOP、角膜曲率半径と細隙灯での老人環(透明部で辺縁から分離されている)を検討。
・老人環は1747(57.9%)でみられ、年齢、性、全身状態で補正すると、IOPは高く(15.8714.86mmHg p<0.001)CCTは薄かった(540.6543.4μm p=0.03)
・多変量直線回帰モデルでは、老人環があるとIOPは平均1.14mmHg高かった。
・高眼圧症で緑内障ではない人の有病率は老人環があると有意に高くなっていた(p=0.02)
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網膜神経線維層厚と乳頭面積、年齢との関連
Peripapillary retinal nerve fiber layer thickness determined by spectral-domain optical coherence tomography in ophthalmologically normal eyes.
Hirasawa H et al
(東大)
Arch Ophthalmol 128(11): 1420-6, 2010
7つの施設で251名の正常者で、視神経周囲の網膜神経線維層厚(RNFLT)を直径2.2-4.0mm7つの同心円で測定した。
RNFLTは同心円が大きくなるほど直線的に薄くなった(12589μm p<0.001)
・全同心円でRNFLTは加齢とともに減少(偏相関係数 -0.40-0.32 p<0.001)
・乳頭面積とは、内側の小さな2つの同心円では負の相関があり(-0.30-0.22 p<0.005)、外の3つの同心円では正の相関があった(0.170.20 p<0.005)
・性、眼軸長は相関がなかった。
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Femotosecond Laserは角膜創傷治癒を早めるか?
Subbasal nerve density and corneal sensitivity after laser in situ keratomileusis.
Patel SV et al
MN USA)
Arch Ophthalmol 128(11): 1413-9, 2010
Femtosecond laserと機械的microkeratomeで行ったLASIK後の神経密度と角膜知覚を比較した。
・近視LASICを受ける21例で、1眼はfemtosecond laserで、他眼はmicrokeratomeで行い、1,3,6,12,36ヶ月後に調査した。
・中心部のsubbasal神経密度を共焦点confocal microscopyで、角膜知覚はgas esthesiometer知覚計で測定。
・角膜神経密度、角膜知覚は両方法でいずれの時点でも差がなかった。
・術前、1ヶ月目の角膜神経密度は、Femotosecond laserでは、10883±5083974±2453microkeratomeでは12464±66831308±2881μm/mm2で、有意に減少していたが両者間に有意差はなし。
12ヶ月目も減少していたが、36ヶ月目では両方法とも術前と有意差がなくなった。
Femotosecond laserで神経の治癒機転が早まる訳ではなかった
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睡眠時無呼吸症候群患者における眼灌流圧の日内変動に対する治療の効果

Frequent loss of nyctohemeral rhythm of intraocular pressure restored by nCPAP treatment in patients with severe apnea.
Pepin JL et al
France)
Arch Ophthalmol 128(10): 1257-63, 2010
18例の閉塞性睡眠時無呼吸患者に対して、経鼻持続陽圧空気治療(nCPAP:nasal continuous positive airway pressure)前後のTonopenを使用した眼圧と携帯血圧計で24時間血圧を測定し、眼灌流圧の日内リズムを検討した。
・眼圧は治療前は28%の患者で夜間ピーク、22%で昼間ピーク、50%で日内変動は見られなかった。
・眼灌流圧は78%で夜間ピーク、22%で変動がみられなかった。
nCPAPを使用すると、夜間眼圧は14.8±0.818.3±1.2mmHgに有意に上昇した(p<0.03)
・使用前に異常な日内変動(昼間ピーク、日内変動なし)を示した患者の内、治療後に67%は正常の日内変動に変わっていた。
・重度の睡眠時無呼吸患者では正常な眼圧日内変動がなくなるが、多くの患者ではnCPAP治療後に正常日内変動に修復される。
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網膜色素変性症、アッシャー症候群における黄斑浮腫にたいするドルゾラミド点眼の効果
Efficacy of sustained topical dorzolamide therapy for cystic macular lesions in patients with retinitis pigmentosa and Usher syndrome.
Genead MA et al
IN USA)
Arch Ophthalmol 128(9): 1146-50, 2010
・網膜色素変性症とUsher症候群の患者で、2% dorzolamide点眼が視力あるいは嚢胞様黄斑浮腫に与える影響について検討した。
32例(26例のRP3例のUsher症候群Ⅰ型、3例のUsher症候群Ⅱ型)で、6-58か月dorzolamide点眼治療を行い、その効果を検討した。
Usher症候群Ⅰ型:幼少時より高度難聴、Usher症候群Ⅱ型:若年時より中度難聴
32例中20(63%)で少なくとも1眼に効果があり、13(41%)で両眼に効果があり、この20例中4(20%)では、最初に効果がでたが、黄斑浮腫は再発した。
8/32(25%)では全く効果がなく、黄斑浮腫は悪化した。
10/32(31%)では少なくとも1眼でETDRS 7文字以上の視力改善があり、16例では少なくとも1眼で黄斑厚が11%以上の減少があった。

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色素散布症候群における前房水動態
Aqueous humor dynamics in pigment dispersion syndrome.
Toris CB et al
NE USA)
Arch Ophthalmol 128(9): 1115-8, 2010
・色素散布症候群(PDS)の前房水の動きを検討した。
17眼の眼圧が高いPDS(PDS-OHT)18眼の正常眼圧PDS(PDS-ONT)、コントロールとして、18眼のPDSのないOHT18眼のPDSのないONTで検討した。
・空気眼圧計での眼圧測定、venomanometryによる上強膜静脈圧、fluorophotometryによる房水の流れと流出機能、pachymetryによる角膜厚と前房深度、計算による脈絡膜強膜流出量を求めた。
PDS-OHT群はONT群よりも上強膜静脈圧が高く(p=0.04)、房水流出機能が低かった(p=0.01)
PDS-OHT群では他の3群よりも前房容積が大きかった(p<0.05)
PDSにおける高眼圧は房水流出機能の低下によるものと考えられた。
PDSのないOHTでは脈絡膜強膜流出量と房水流出機能の低下によるものであり、この点が異なっていた。
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白内障と喫煙や経済状況について

Smoking, socioeconomic factors, and age-related cataract. The Singapore Malay Eye Study.
Wu R et al
Singapore)
Arch Ophthalmol 128(8): 1029-35, 2010
40歳から80歳までの3280名のマレー人で検討を行った(参加率は78.7%)
・白内障程度は Wisconsin Cataract Grading Systemで判定した。
・白内障写真判定を行った2927(全体の89.2%)のうち、1338(45.7%)に白内障がみられた。
・年齢、性、Body Mass Index、高血圧、糖尿病などで補正すると、最近の喫煙が核白内障(OR=2.06 95%CI=1.46-2.98)、皮質白内障(OR=1.33 95%CI=1.02-1.74)、後嚢下白内障(OR=1.39 95%CI=1.02-1.91)、その他の白内障(OR=1.48 95%CI=1.10-1.99)の有病率に関連があった。
Australiaで行われたBlue Mountains Eye Studyではこの関連は見られていない。
・小学校教育のみの低学歴者(OR=1.67 95%CI=1.06-2.64)Singapore dollersで月収1000$以下(OR=1.43 95%CI=1.09-1.87)が核白内障の罹患率が高く、1-2部屋の小さな公共住宅に済んでいる人(OR=1.70 95%CI=1.28-2.25)では後嚢下白内障罹患率が高かった。
・喫煙率は男性では43.5%、女性では3.2%であり、喫煙による核白内障の人口寄与危険度(population attributable risk)は男性では17.6%であった=男性の核白内障の6人に1人は喫煙によるものであった。
・白人よりもマレー人では喫煙と白内障との関連が強かった。
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アバスチン硝子体内注射時の眼圧下降の効果

Intravitreous bevacizumab injection. An experimental study in New Zealand White Rabbits.
Cortez RT et al
Venezuela)
Arch Ophthalmol 128(7): 884-7, 2010
・硝子体内へアバスチンを注入する際の眼圧と注射針の太さが、注入時の逆流にどの程度影響するかを検討した。
12頭のNew Zealand White Rabbitsの体重が2.53.5Kgのものを2群に分け、トリパンブルーで染色したBevacizumabを硝子体内注射した。
Group2では、注入前に前房穿刺を行い、眼圧を下げておいた。
・それぞれの群で、27,30,32ゲージ針を2頭づつ使用し、注射後に結膜下に濾泡ができた場合はその径を測定した。
G1の平均眼圧は17.5mmHgで、27,30,32-Gで発生した濾泡は3.0mm, 1.7mm, なし, であった。
G2の平均眼圧は10.3mmHgで、27,30,32-Gで発生した濾泡は0.7mm, なし, なし, であった。
・処置前に眼圧を下げておくことと、小径の針を使うことで薬剤の逆流を減らすことができた。
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トリアムシノロン硝子体注射後のクリスタリン網膜症

Triamcinolone-associated crystalline maculopathy.
Sarraf D et al
CA USA)
Arch Ophthalmol 128(6): 685-90, 2010
・以前に硝子体内Triamcinolone acetonideの注入を受けた人だけに発生するクリスタリン網膜症ついての報告。
9年間で1321眼にみられた。
21眼の内、2例を除き、防腐剤入りのtriamcionloneの硝子体内注入を受けている。
・原因疾患は、18例は糖尿病、2例は偽水晶体性のCME1例は網膜静脈閉塞である。
・結晶は表層にあり、きらきらした白色から黄緑色で、中心窩から傍中心窩にかけて非対称的にみられるが、この結晶は良性で、機能障害はおこしていない。
OCTで検索すると、後部硝子体膜上に結晶が見られた。
2例では硝子体手術で黄斑前膜除去を行い、再発はない。
・この本体はtriamcinoloneの非溶解性成分が凝集したものである。
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網膜色素変性症に対するルテイン内服の効果

Clinical trial of lutein in patients with retinitis pigmentosa receiving Vitamin A.
Berson EL et al
MA USA)
Arch Ophthalmol 128(4): 403-11, 2010
Vitamin Aパルミチン酸塩(15,000 IU毎日)を内服している網膜色素変性症患者に、ルテイン内服が視機能低下のスピードを遅くできるかどうかを検討した。
18才から60才の煙草を吸わない225名について、double-mask4年間、ルテイン12mg毎日摂取群と、コントロール錠内服群で検討した。
・測定はハンフリー視野計30-260-4プログラムと、30Hz ERG振幅、ETDRSチャート視力で判定した。
HFA 30-2プログラムでは、Lutein+VitA群と、Ctrl+VitA群とで、視機能下降には有意差がなかったが、HFA 60-4プログラムでは Lutein+VitA群では感度低下量が少なくなっていた(p=0.05)
60-4プログラムでの平均感度低下は血清ルテイン量が最も高かった群(p0.01)、経過中に黄斑色素濃度が最も高くなった群(p=0.006)でゆっくりであった。
・喫煙がなく、VitA内服者では、ルテイン12mg/日内服群では、中間部視野感度低下がゆっくりになった。
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網膜分離症に対する
Dorzolamide点眼の効果
Efficacy of sustained topical dorzolamide therapy for cystic macular lesions in patients with X-linked retinoschisis.
Genead MA et al
IL USA)
Arch Ophthalmol 128(2): 190-7, 2010
1529眼のX-linked網膜分離症に対し、2%dorzolamide点眼を4-41カ月継続した。
1120(69%)で有効であり、そのうちの5(25%)は初期に有効であったが黄斑チストは再発。
4(14%)では効果なったが悪化もしなかった。
5(17%)では効果なく、黄斑チストは悪化。
16(55%)7文字以上視力改善し、17(59%)では中心窩網膜厚が減少した
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Latanoprost
Timolol合剤の優位性
Fixed combination of latanoprost and timolol vs indivisual components for primary open-angle glaucoma or ocular hypertension.
Higginbotham EJ et al
GA USA)
Arch Ophthalmol 128(2): 165-72, 2010
Latanoprost-timolol合剤(FCLT)latanoprostあるいはtimolol単剤の効果と安全性について検討した。
・ベータブロッカーで治療中で、眼圧が26から36mmHgPOAGあるいはOHTにおいて、4週間のwash-out後にFCLT夕1回(114)latanoprost夕1回(113)timolol朝1回(111)randomに割り振り、12週間検討した。
2,6,12週後の8,10,16時に眼圧測定を行った。
FCLTlatanoprostよりも9回中7回(2w後と4w後の16時以外)timololよりも全9回で有意に勝っていた。
・また日中の平均眼圧は6w後と12週後では、FCLT17.9±3.317.8±3.5Lananoprost18.9±2.919.3±3.4Timolol20.9±3.720.9±3.5で、FCLTで有意に眼圧下降が得られた。
12wで日中眼圧の30%以上の低下が得られた率はFCLT73.5%、Latanoprost57.5(p=0.007)Timolol32.8(p<0.001)FCLTで有意であった。
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小児の近視進行に対する
bifocal眼鏡、プリズム眼鏡の効果
Randomized trial of effect of bifocal and prismatic bifocal spectacles on myopic progression.
Cheng D et al
Australia)
Arch Ophthalmol 128(1): 12-9, 2010
131(73、男62)の近視の中国系カナダ人(年齢10.29±0.15)で、この1年で0.5D以上近視が進行した屈折度1.0以上(-3.08±0.10D)の近視の子供を3群に分けて24カ月観察した。
1)通常の眼鏡(n=41)2)1.5Dの遠近両用眼鏡(n=48)3)近見に3プリズム base inを入れた1.5Dの遠近両用眼鏡(n=46)で調査した。
・近視進行と眼軸延長は1)=-1.55±0.12D0.62±0.04mm2=-0.96±0.09D0.41±0.04mm3=-0.70±0.10D0.41±0.05mmであった。
・治療効果は遠近眼鏡では0.59D、プリズム入りでは0.85Dで有意(p<0.001)で、眼軸延長効果は遠近眼鏡では、0.21mmで有意(p<0.001)

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Archives of Ophthalmology

 127巻 (1号~12号)、2009
   

硝子体内薬剤注入後の眼内炎発症リスク
Risk of endophthalmitis after intravitreal drug injection when topical antibiotics are not required. The Diabetic Retinopathy Clinical Network Laser-Ranibizumab-Triamcinolone Clinical Trials)
Bhavsar AR et al
Diabetic Retinopathy Clinical Research Network)
Arch Ophthalmol  127(12): 1581  3, 2009
・このTrialの標準手法では、イソジン点眼、滅菌した開瞼器、点眼麻酔薬を使用したが、術前、術日、術後に抗生剤点眼薬を使用しなかった。
・総計3226回のranibizumab注射、612回の防腐剤なしのtriamcinolone注射で検討した。
・全3838回の注射の内、抗生剤点眼は、361(9.4%)では当日のみ、注射後数日間は813(21.2%)、注射日と注射直後のみが 1388(36.2%)、全く使用せずが1276(33.3%)であった。
Ranibizumab注射後に培養陽性の眼内炎は3(0.09%)triamcinolone注射後は0例であった。
・この眼内炎の3例は全て、術前抗生剤はなかったが、術後数日間抗生剤点眼を受けた例であった。
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CRVOによる黄斑浮腫に対するtriamcinolone治療(2)
A randomized trial comparing the efficacy and safety of intravitreal triamcinolone with standard care to treat vision loss associated with macular edema secondary to branch retinal vein occlusion. The standard care vs corticosteroid for retinal veil occlusion (SCORE) study report 6.
The SCORE Study Research Group
Arch Ophthalmol 127(9): 1115-28, 2009
・BRVOによる視力低下を伴った黄斑浮腫に対し、防腐剤なしtriamcinoloneの硝子体内注入 1mgと4mgの効果と安全性を検討した。
・多施設、無作為臨床試験で、411例について検討した。
・症例は濃い黄斑出血がない場合にはグリッド凝固をおこなった症例、濃い黄斑出血があった場合には、出血が引くまで凝固を待った症例である。
・12カ月後にvisula acuity letter scoreで15以上改善したものを改善とした。
・経過観察群、1mg群、4mg群で改善したものは 28.9%, 25.6%, 27.2%であり、いずれの群間にも有意差はなかった。
・眼圧上昇により緑内障点眼薬を開始した症例はそれぞれ、2%, 8%, 41%で、白内障進行症例は 13%, 25%, 35%であったことから、4mgよりも1mgのtriamcinoloneが良いと思われる
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CRVOによる黄斑浮腫に対するtriamcinolone治療(1)
A randomized trial comparing the efficacy and safety of intravitreal triamcinolone with observation to treat vision loss associated with macular edema secondary to central retinal vein occlusion. The standard care vs corticosteroid for retinal veil occlusion (SCORE) study report 5.
The SCORE Study Research Group
Arch Ophthalmol 127(9): 1101-14, 2009
・CRVOによる黄斑浮腫に対し、防腐剤なしtriamcinoloneの硝子体内注入 1mgと4mgの効果と安全性を検討した。
・多施設、無作為臨床試験で、271例について検討した。
・12カ月後にvisula acuity letter scoreで15以上改善したものを改善とした。
・経過観察群、1mg群、4mg群で改善したものは 6.8%, 26.5%, 25.6%であり、経過観察群より治療群は5倍良かった。
・1mg群(OR=5.0 95%CI=1.8-14.1 P=0.001)、4mg群(OR=5.0 95%CI=1.8-14.4 p=0.001)であり、1mg群と4mg群の間には有意差はなかった。
・眼圧上昇により緑内障点眼薬を開始した症例はそれぞれ、8%, 20%, 35%で、白内障進行症例は 18%, 26%, 33%であったことから、4mgよりも1mgのtriamcinoloneが良いと思われる
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OCT
によるパーキンソン病の早期診断の可能性
Inner retinal layer thinning in Parkinson disease.
Hajee ME et al
NY USA)
Arch Ophthalmol 127(6): 737-41, 2009
・パーキンソン病(PD)2445眼と、1731眼の正常者でOCTで網膜厚みを測定した。
・平均年齢は PD:60.0±6.5歳、正常者:63.5±10.7歳、眼圧は PDでは 13.6±2.7mmHg
正常者とPDの外網膜層厚については、上方:170.2±23.8 vs 170.4±7.7、下方:168.2±22.9 vs 167.9±7.9でいずれも有意差がなかったが、内網膜層厚は上方:103.5±24.3 vs 88.8±11.3、下方:104.0±23.5 vs 89.8±11.1で、いずれも有意差があった(p=0.01)
・われわれのPD症例の多数は初期のものであり、OCTでPDの初期診断が可能である。
・IRLが薄くなるものとして、緑内障、MS、アルツハイマー病などがあるが、アルツハイマー病では上方のIRLが薄くなるのが特徴
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角膜新生血管に対するbevacizumab点眼薬の効果
Topical bevacizumab in the treatment of corneal neovascularization. Results of a prospective, open-label, noncomparative study.
Dastjerdi MH et al
MA USA)
Arch Ophthalmol 127(4): 381-9, 2009
1010眼の安定した角膜新生血管に1%bevacizumab点眼を3週間使用し、24週間経過観察した。
・最終確認時に新生血管面積は47.1±36.7%減少(p=0.001)、血管径は54.1±28.1%減少(p<0.001)、新生血管の浸潤領域は12.2±42.0%減少(p=0.19)
・視力、中心角膜厚は不変で、副作用はなかった
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糖尿病黄斑浮腫に対するトリアムシノロン硝子体注射とグリッド光凝固の効果比較
Three-year follow-up of a randomized trial comparing focal/grid photocoagulation and intravitreal triamcinolone for diabetic macular edema.
Diabetic Retinopathy Clinical Research Network (DRCR net)
Arch Ophthalmol 127(3): 245-51, 2009
・糖尿病黄斑浮腫に対し防腐剤なしのトリアムシノロン 1mg, 4mg硝子体内注入と局所/グリッド光凝固治療の効果を3年間経過観察した。
・対象はETDRSチャート視力が73(20/40)24(20/320)306眼をランダムに配置
2年目から3年目にかけて多くの眼は3群とも視力改善傾向があった。
・最初と3年後の視力変化はレーザー群ではETDRS letter scoreで+5、トリアムシノロン群では0であった。
3年間での白内障手術例はレーザー群、1mg4mgトリアムシノロン群で、31%46%83%であった。
・一度でも眼圧が10mg以上になったものは、4%18%33%であった。
2年目の経過と同様、3年目でもトリアムシノロンの優位性は見いだせなかった
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高齢白人の年齢、身長、教育歴と眼球の大きさ
Association of age, stature, and education with ocular dimensions in an older white population.
Lee KE et al
CA USA)
Arch Ophthalmol 127(1): 88-93, 2009
58-100歳の1968(女性59)の眼球計測結果(4th Beaver Dam Eye Study)
・平均眼軸長 23.69mm、角膜曲率半径 7.70mm、前房深度 3.11mm
65歳以下は75歳以上より、眼球が大きかった(眼軸長、前房深度、曲率半径大きい)。
・眼軸長 23.86(<=64)23.66(65-74)23.55(>=75)。大きな眼は男性>女性、身長が高い(>178 vs <=158cm)、教育歴が長い(>16 vs <12年)
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特発性視交叉視神経炎
Idiopathic chiasmal neuritis. Clinical features and prognosis.
Kawasaki A et al
Switzerland)
Arch Ophthalmol 127(1): 76-81, 2009
1983-2001年のChiasmal neuritisの患者のレコードを調べ20名の患者の特徴を調査した。
・眼窩内の視神経炎、全身的な炎症所見のある人、腫瘍性疾患は除外した。
・女性14名、男性6名で平均年齢は37歳であった。
・初診時視力は20/15から光覚弁、1か月を超える進行性の視力低下があったものは1名。
MRIを施行した12/15名で視交叉部の拡大 and/or 画像強調があり、6名では1個以上の白斑があった。
・経過観察は2週間から22年で、平均5.7年。
・最終中間視力は 20/20(20/15-20/50)であり、視野は正常あるいは改善。1年以上経過観察できた15名のうち、6名は多発硬化症を発症した


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