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| British Journal of Ophthalmology |
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92巻 (1号~12号)、2008
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AMDに対するアバスチンの複数回注入治療
A study comparing two protocols of treatment with intravitreal
bevacizumab(Avastin) for neovascular age-related macular degeneration.
Arias L et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 92(12): 1636-41, 2008
・AMDによるCNVに対するbevacizumabを使用した治療で、2種類の使用法の治療効果を比較した。
・治療1(LD群):bevacizumabを1カ月おきに3回硝子体内注射し、後は必要に応じて注射。
・治療2(PRN群):最初にbevacizumab注入後は必要な時だけ追加注射した。
・必要との判断は黄斑浮腫の持続、網膜下液の存在やPEDの存在である。
・それぞれ25例に行い6ヶ月後の経過を見た。
・視力改善はLD群では13.7文字、PRN群では4.6文字。
・15文字以上の改善は、LD群では36%、PRN群では12%。
・中心窩厚の減少はLD群では91.3μm、PRN群では48.2μm。LD法の方が良い結果が得られた
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AMDに対するPDT+ranibizumab併用療法2
Same-day administration of verteporfin and ranibizumab 0.5mg in patients with
choroidal neovascularisation due to age-related macular degeneration.
Schmidt-Erfurth U et al(Switzerland)
Brit J Ophthalmol 92(12): 1628-35, 2008
・Predominantly classic(n=13),
Occult(N-19)のAMDによるCNVに対し、PDTをおこない(必要であれば3,6,9カ月後も)、同時、1,2,3ヶ月後にRanibizumab
0.5mgの硝子体内注射を行った。
・同日のPDTとranibizumabの注射は安全で重篤な視力障害や眼内炎症を起こさず、3ヶ月後の治療も最小限で済み、有効である
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AMDに対するPDT+ranibizumab併用療法1
Combination of verteporfin photodynamic therapy and ranibuzumab: effects on
retinal anatomy choroidal perfusion and visual function in the protect study.
Kiss CG et al(Austria)
Brit J Ophthalmol 92(12): 1620-7, 2008
・AMDによるoccult or
predominantly classic 中心窩下CNVで、ranibizumab
0.5mg硝子体注射と同時に通常のPDT(600mW/cm2)を受け(必要であれば、3,6,9カ月後も)、その後、毎月、計3回のranibizumab硝子体注射を受けた11名の患者を対象とした。
・9カ月後、7例は3-24文字改善、1例は不変、3例は8-24文字悪化した。併用療法後1週間以内にCNVはFAで閉塞が確認された。
・Verteporfin/ranibizumab併用療法は有効であろう
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甲状腺疾患と緑内障
The association between thyroid problems and glaucoma.
Cross JM et al(USA)
Brit J Ophthalmol 92(11): 1503-5, 2008
・2002の National
Health Interview Surveyに参加した12,376名について検討。すべて自己申告
・緑内障の自己申告有病率は 4.6%、甲状腺疾患の自己申告有病率は 11.9%。
・緑内障有病率は、甲状腺疾患があるとした人の中では 6.5%で、ないとした人の中では 4.4%であった(p=0.0003)。
・年齢、性、人種、喫煙等で補正すると、緑内障者が甲状腺疾患を持っているORは
1.53(95%CI=1.22-1.93)であった(p<0.001)。
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未熟児網膜症に対するアバスチンの有効性
Efficacy of intravitreal injection of bevacizumab for severe retinopathy of
prematurity: a pilot study.
Kusaka S et al(阪大)
Brit J Ophthalmol 92(11): 1450-5, 2008
・14例23眼の未熟児網膜症(stage3:3眼、4A:18眼、4B:2眼)で、進行リスクが高いと考えられた血管活動性のROP、あるいは、光凝固治療を行っても牽引性網膜剥離を発症してきたROPにBevacizumab
0.5mgを最初に注入(15眼)あるいは硝子体手術終了時に注入(8眼)した。
・最初に注入した群ではFAGで新生血管の活動性が14/15で減退した。
・3眼では牽引性網膜剥離が発生あるいは増加したが、他の合併症はなかった。
・硝子体手術は20眼で行われたが、18眼は1回の手術で復位し、2眼では複数回手術で復位した。
・Bevacizumab注入は新生血管を抑え、通常のレーザー光凝固治療に抵抗する重症ROPには有効であると考えた
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水泳用ゴーグルは眼圧を上昇させる
Wearing swimming goggles can elevate intraocular pressure.
Morgan WH et al(Australia)
Brit J Ophthalmol 92(9): 1218-21, 2008
・13種類の水泳用ゴーグルの目の部分に穴をあけ、アプラネーションで眼圧が測定できるようにして、ゴーグル装着中の眼圧を測定した試験検証実験。
・ゴーグル装着前、2分後、20分後、脱着後に眼圧を測定した。
・ゴーグル装着により眼圧は 4.5±3.7mmHg上昇し(p<0.001)、装着中は眼圧上昇は持続した。
・顔面との接触面積が狭いほど眼圧上昇は大きかった(p=0.013)。
・最も眼圧上昇の大きかったゴーグルは、垂直幅23mm、水平幅44mm、顔面面積796mm2で、2分後 14.7±11.7、20分後 13.4±11.2であった
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小児の生活様式と近視の発生
A comparison of measures of reading and intelliegnce as risk factors for the
development of myopia in a UK cohort of children.
Williams C et al(UK)
Brit J Ophthalmol 92(8): 1117-21, 2008
・7~10歳でサイプレ使用しないautorefractionデータで、右眼の球面度数が
-1.5D以下を近視群とした。
・近視発生の最大の予想値は、両親の近視(p=0.033)と民族(p=0.008)で補正した後でも、両親の観察で本を読みたがるかどうかであった(OR=4.05 95%CI=1.27-12.89 p=0.031)
落屑緑内障での眼圧コントロールは視神経所見を改善させるか
Reversal of optic disc cupping in glaucoma.
Harju M et al(Finland)
Brit J Ophthalmol 92(7): 901-5, 2008
・眼圧低下後の視神経乳頭陥凹の改善が緑内障進行に影響するかどうかを検討。
・対象は51例の落屑緑内層と5例の落屑症候群に伴った高眼圧症で、眼圧下降後6年間経過観察し(IOP=22±5→16±4mmHg)、24例で視野あるいは視神経乳頭(ONH)写真で緑内障の進行が認められた。
・ONHの形状はHRTで測定し、陥凹容積が5%以上減少した場合に陥凹改善と判定した。
・緑内障進行で陥凹改善と論理回帰したものは、陥凹改善(OR=0.226 95%CI=0.055-0.918
p=0.037)、IOP(OR=1.216 95%CI=1.000-1.479
p=0.050)、視野の平均欠損(OR=1.158 95%CI=1.034-1.296
p=0.011)。
・IOPの6年間の変化量は緑内障進行と回帰していなかった(p=0.56)。
・陥凹改善は緑内障進行を阻止する因子であった。
・ExGではPOAGよりも篩状板内の結合組織に弾性があるため、今回の対象はExGとした
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片頭痛者でRNFL厚は薄くなるか
Retinal nerve fiber layer thickness measurements using optical coherence
tomography in migraine patients.
Martinez A et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 92(8): 1069-75, 2008
・OCTで測定した片頭痛患者のRNFL厚を年齢を一致させた正常者と比較した。
・前駆症あるものないものを含め、国際頭痛学会の基準での片頭痛者70例70眼(28.2±7.9, 18~49歳)と正常者53例53眼(28.0±8.1歳)で検査した。
・片頭痛群は頭痛スコア(MIDAS:34.3±15.2)、3ヶ月間の発作数(17.0±6.7, 6~28回)、頭痛歴(14.8±5.6, 5~30年)。
・片頭痛群の平均RNFL厚は正常範囲であったが、耳側のRNFL厚は有意に正常者よりも薄かった(62.2±10.8:70.8±12.4,
p=0.0001)。
・片頭痛群内では、平均RNFL厚は頭痛スコア(r=-0.93
p<0.0001)、発作回数(r=-0.86 p<0.0001)と有意に相関があった。
・視神経乳頭面積やC/D比は正常者群と有意差はなく、臨床的にも緑内障者はいなかった。
・片頭痛時の血管収縮因子が球後の動脈を収縮させる可能性はある。
・視神経乳頭前部の血液補給が悪くなり、神経節細胞の死をもたらす可能性も否定できない
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IVTA後の無菌性眼内炎の頻度
Increased incidence of sterile endophthalmitis following intravitreal preserved
triamcinolone acetonide.
Jonisch J et al(NY USA)
Brit J Ophthalmol 92(8): 1051-4, 2008
・2005/1/1~2006/7/31でIVTAを554眼行い、11眼(1.9%)に眼内炎を発症した。
・全例で硝子体培養結果は細菌、真菌ともに陰性であった。
・2006/5/1~7/31では、IVTAを行った97眼中9眼(9.3%)で無菌性眼内炎を発症しており、有意に高率であった(p<0.0001)。
・発症したロット番号のバイアルで細菌endotoxinを調べたが、全てで陰性であった(<0.05EU/ml)。
・原因は不明であった
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黄斑円孔手術後の予後予想
Optical coherence tomography predictive factors for maculr hole surgery
outcome.
Muiz-Moreno JM et al(Spain)
Brit J Ophthalmol 92(5): 640-4, 2008
・MHI(Macular Hole Index)=円孔の高さ/円孔底の長さ
・DHI(Diameter Hole Index)=円孔の最小径/円孔底の長さ
・THI(Tractional Hole Index)=円孔の高さ/円孔の最小径、として定義
・3ヶ月後の術後最良視力は、円孔の最小径(ρ=-0.4 p<0.01)、円孔底の長さ(ρ=-0.38
p=0.01)、THI(ρ=0.30
p=0.04)、MHI(ρ=0.33
p=0.03)と相関がみられた。
・DHI(p=0.91)、円孔の高さ(p=0.60)は相関がなかった。
・円孔の最小径<311μm、あるいは、THI>1.41であれば、良好な術後視力が予想できる
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網膜中心動脈閉塞症に対する血管内栓子溶解療法
Intra-arterial thrombolysis for central retinal artery occlusion: a systematic
review.
Noble J et al(Canada)
Brit J Ophthalmol 92(5): 588-93, 2008
・CRAOに対する動脈内栓子溶解
intra-arterial thrombolysis(IAT)について、5症例以上の報告についてレビュー。
・この中で、発症後8.4±4時間以内に治療を開始した8論文158例について検討。
・93%で視力改善があり、13%は1.0以上、25%は0.5以上、41%は0.1以上に改善した。
・合併症は4.5%の症例で起こっていた。
・通常の治療(前房穿刺、ダイアモックス、アスピリン、マッサージ、酸素吸入)よりもIAT治療は視力予後で勝っていた。
・Nd:YAGレーザーでの栓子破壊も報告されているが良い結果が得られていない。
・最近、大腿動脈から眼動脈へのウロキナーゼあるいはtPAを使用したcatheter-assistedのIATが報告されてきており、視力予後の良い報告もでてきている
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AMD患者の死亡確率
Age-related macular degeneration and mortality from cardiovascular disease or
stroke.
Tan JSL et al(Australia)
Brit J Ophthalmol 92(4): 509-12, 2008
・AMDと血管病は同じようなrisk
factorを持っていると考えられる。
・AustraliaでAMDと脳卒中あるいは心血管障害による死亡との関連を検討した。
・1992-4年に49歳以上であった3654名につき、5年後に2335名、10年後に1952名を調査。
・基準時に75歳未満であり、初期のAMDのあったものは、10年以内に心血管障害で死亡する確率は、通常に言われている心血管死の約2倍であった(RR=2.32
95%CI=1.03-5.19)。
・晩期AMDでは約10倍(RR=10.21 95%CI=2.39-43.60)。
・ただ、75歳以上の人を含めると、この様な関係はなくなった。
・このことはAMDに対して抗VEGF治療を行うにあたり考慮すべきことである
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黄斑前膜ではILMは複数枚あるか
Peel and peel again.
Gibran SK et al(UK)
Brit J Ophthalmol 92(3): 373-7, 2008
・黄斑前膜手術で意図的に複数回、膜を除去したときに、ILMが網膜上膜に含まれているかどうかを17例17眼で検討した。
・手術中にERMとILMをtripan blueで染色し、同じ場所で複数回、剥離を行った。
・17のERM片の内、5片(29%)にILMが含まれていた。
・ERM片の幾つかにはILMが含まれているが、同じ場所で無傷のILMが剥離されていることから、ERM片に含まれていたILMは2次的なbasement membraneであり、手術時の剥離は、ERMと本来のILMの間で起こるのであろうと考えた
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緑内障眼ではYAG後嚢切開後に眼圧コントロールが悪化するか
Intraocular pressure control after Nd:YAG laser posterior capsulotomy in eyes
with glaucoma.
Lin JC et al(PA USA)
Brit J Ophthalmol 92(3): 337-9, 2008
・緑内障眼(種類の記載なし)69眼で、Nd:YAG後嚢切開後の眼圧コントロールを3年以上にわたり調査。
・白内障単独手術は27眼、緑内障併用手術は42眼。
・YAG切開前の少なくとも半年以内は十分な眼圧コントロールができており、眼圧変動は4mmHg以内、点眼薬の変更もなく、LTPを含む手術検討の不要であった緑内障眼を対象とした。
・緑内障進行は、連続した2回の受診時の眼圧が5mmHg以上の上昇、緑内障点眼薬の数が増えた、追加手術が必要になったかで定義した。
・緑内障進行は4ヶ月目で11.6%、6ヶ月目で30.3%、12ヶ月目で38.1%、24ヶ月目で46.1%、36ヶ月目で52.1%、47ヶ月目で52.1%であった。
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ラタノプロストと緑内障手術による眼圧コントロールの違い
Quality of diurnal intraocular pressure control in primary open-angle patients
treated with latanoprost compared with surgically treated glaucoma patients: a
prospective trial.
Mansouri K et al(Switzerland)
Brit J Ophthalmol 92(3): 332-6, 2008
・0.005% latanoprost1日1回点眼とdeep sclerectomy あるいはtrabeculectomyでの眼圧コントロールとの比較を行った。
・latanoprostで眼圧が18以下にコントロールされている手術歴のない20眼、trabeculectomy術後の20眼、collagen
implantをしたdeep sclerectomy(DSCI)術後の20眼で検討した。
・3時間毎(8:00-17:00)に眼圧測定をし、飲水テスト(WDT)を行った後、21:00に最後に眼圧測定を行った。
・通常の外来での2回の眼圧測定でのコントロール眼圧は、trabeculectomy群では 10.1±3.4、DSCI群では 13.9±2.8、latanoprost群では 15.5±2.0。
・日内変動の平均はそれぞれ、10,1、13.7、15.7で3群間に有意差があり、trabeculectomy群で優位に低かった(ANOVA
p<0.0001)が、日内変動には有意差がなかった。
・飲水テスト後の眼圧上昇はlatanoprost群で優位に大きかった(p=0.003)
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強い増殖性糖尿病網膜症に対するアバスチン硝子体内注入後の牽引性網膜剥離
Tractional retinal detachment following intravitreal bevacizumab(Avastin) in
patients with severe proliferative diabetic retinopathy.
Arevalo JE et al(Venezuela)
Brit J Ophthalmol 92(2): 213-6, 2008
・PDRの硝子体手術前に
1.25mg bevacizumab の硝子体内注入を行った211眼の内、TRDの発生あるいは進展のあった例は11眼(5.2%)であった。
・全例、PRPは無効で、9眼は type 1、2眼はtype 2のDMであった。
・年齢は平均 39.5歳(22-62歳)。全例がインスリン投与を受けており、コントロール不良であった(HbA1c平均 10.6%)。
・注入からTRD発症までの期間は平均13日(3-31日)。
・TRD発症あるいは進展後の視力は
logMAR=2.2(1.0-2.6)。Snellenでは平均手動弁(20/200から光覚)。
・8眼は硝子体手術を行い、3眼は手術を拒絶あるいは不能であった。
・術後の最終視力は logMAR=0.9(0.2-2.0)。Snellenでは
20/160(20/32-指数弁)。
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コカインによる網脈絡膜循環不全
Cocaine-induced chorioretinal infarction.
Rahman W et al(UK)
Brit J Ophthalmol 92(1): 150-1, 2008
・24歳男性でコカインを吸った翌日、視力が両眼指数弁に低下。
・両眼とも脈絡膜血行障害による軟性白斑、網膜出血がみられた。
・7日後の視力 6/60と6/12。2ヶ月後視力は 6/60と6/6に改善。
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BRVOによる黄斑浮腫に対するTAテノン嚢注入の効果
Trans-tenon's retrobulbar triamcinolone acetonide injection for macular oedema
related to branch retinal vein occlusion.
Kawai T et al(熊本大)
Brit J Ophthalmol 92(1): 81-3, 2008
・50例のBRVOでTA 20mgをテノン嚢から球後に注入し、最低1年の経過をみた。
・浮腫発生から注入までの期間は平均 4.9ヵ月。注入3ヶ月後の中心窩厚は優位に減少(p<0.0001)。
・PVDのある眼(n=23)では、PVDない眼(n=27)よりも減少率が大きかった(p=0.003)。
・視力が 0.20 logMAR以上改善したものは22眼(44%、PVD+の11眼、PDV-の11眼)。
・3か月の経過観察後に29眼(58%)で追加治療、再度のTA注入あるいはPPVが必要であった
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治療に抵抗する糖尿病黄斑症に対するケナコルトとアバスチンの硝子体内注入効果
Intravitreal triamcinolone versus bevacizumab for treatment of refractory
diabetic macular oedema (IBEME study)
Paccola L et al(Brazil)
Brit J Ophthalmol 92(1): 76-80, 2008
・治療に抵抗する瀰漫性の糖尿病黄斑症26眼を4mg/0.1mlトリアムシノロン群と 1.5mg/0.06mlベバシズマブ群に分け、硝子体内注入を1回行った。
・中心網膜厚はTA群で優位に薄かった(4,8,12,24週ではp<0.05)。最良logMARもTA群で優位によかった。
・TA群視力:ベ群視力は、8週 0.69(小数点視力0.20):0.83(0.15)、12週 0.74(0.18):0.86(0.14)で、いずれも
p<0.05。
・眼圧上昇は4週目だけはTA群が +2.25mmHg(p<0.0001)で高かった。
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| British Journal of Ophthalmology |
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91巻 (1号~12号)、2007
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BRVO視力予後のOCTでの予測
Association between integrity of foveal photoreceptor layer and visual acuity
in branch retinal vein occlusion.
Ota et al(京大)
Brit J Ophthalmol 91(12): 1644-9, 2007
・網膜静脈分枝閉塞症で、黄斑浮腫MOが引いた後の、OCTでの視細胞層の整合性と最終視力との関連を検討。
・最終観察時にMOが消退し、中心窩厚みが
250μ未満となったBRVOの46例46眼で、OCTの3番目の高反射帯(HRB)と最終視力との関連を検討した。
・初期の視力や中心窩厚みと、最終診察時での第3HRBとの関連はなかったが、HRBの整合性のない眼では最終視力が有意に悪かった(p<0.002)。
・初診時に傷害されていない網膜の第3HRBの状態が良いと最終視力は良かったし、500μ部位(p=0.01)、1000μ部位(p=0.0177)の第3HRBの整合性がない場合は、MOが吸収された後も視力改善は悪かった。
・治療前の第3HRBの状態から最終視力を予想することができる。
・500μと1000μ部位:初診時に第3HRB(+)で終診時に第3HRB(+)は 10/12と、11/20、初診時に第3HRB(-)で終診時に第3HRB(-)は 15/17と、8/9。
・最終視力が20/32以上は、初診時の500μと1000μ部位での第3HRB(+)は、10/12と、14/20であった。
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CL装用後の角膜浮腫と眼圧上昇
The effect of contact lens induced oedema on the accuracy of Goldmann tomometry
in a mature population.
Hamilton K et al(UK)
Brit J Ophthalmol 91(12): 1636-8, 2007
・50歳から60歳まで(54.2±2.7歳)の22例の正常者で、厚いHEMAのCLを装着したまま2時間閉眼し、CL外した後の角膜厚みと眼圧の変化を1時間後まで調べた。
・装着後の角膜厚みCCT:589.4±20.0→54.1±13.6μ増加→22.7μ増まで減少(1時間後)、眼圧:15.5±3.1→2.7±1.6mmHg増加→正常値に復帰(40分後)。
・CL除去後の眼圧値はCCT増加と相関(r=0.84 p<0.001)し、1.0mmHg/10μ(95%CI
0.8-1.2mmHg/10μ)で直線回帰された
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日本に多いLI後の水疱性角膜症
Argon laser iridotomy-induced bullous keratopathy-a growing problem in
Japan.
Ang LPK et al(京都府立大)
Brit J Ophthalmol 91(12): 1613-5, 2007
・京都府立大で全層角膜移植を行った症例の内、ALIによるものの比率を調査し、シンガポールあるいは英国でのデータとの比較を行った。
・33例39眼の年齢は73.3±6.9(58-87)歳、LI後に水泡性角膜症BKを発症するまでの期間は6.9±4.9(0.2-16)年。
・予防的LI後に発症したものは58.1%であり、非発作眼のみに発症した例もあった。
・2001~2004に全層角膜移植を行ったものの内、ALIによって発症したBKの比率は、京都府立大:33.3%, 27.0%, 30.3%, 32.3%、シンガポール:4.5%, 2.9%, 12.8%, 3.9%、英国:0%, 0%, 0%, 0%。
・日本に多い理由は、虹彩が黒い、シンガポールではALとNd:YAGの併用が多いが、日本ではALのみでのLIが多い。
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PAC、PACGにおける暗所、LI後の隅角の変化
Changes in anterior segment morphology in response to illumination and after
laser iridotomy in Asian eyes: an anterior segment OCT study.
See JLS et al(Singapore)
Brit J Ophthalmol 91(11): 1485-9, 2007
・PAC、PAC疑い者、あるいはPACGの内、 PASのあるものは除外して、暗所あるいはLIを行った後の前眼部形態を前眼部OCT(AS-OCT)で検査した。
・前眼部形態はscleral spur(SS)から500μm前方の角膜内面に垂直線を引いた長さ(AOD500)と、SSから750μm前方での垂直線で囲まれた面積(trabecular-iris
space area:TISA750)で検討した。
・LI前後のAOD500(μm)は、暗所:43.0→126.9、明所:124.4→262.5(いずれもp=0.0001)。
・LI前後のTISA750(平方mm)は、暗所:0.024→0.076、明所:0.075→0.155(いずれもp=0.0001)。
・AOD500もTISA750も、明所では暗所の3倍で、いずれもLI後に有意に増加
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黄斑円孔再手術の予後予測
Retreatment of full-thickness macular hole: predictive value of optial
coherence tomography.
Hillenkamp J et al(Germany)
Brit J Ophthalmol 91(11): 1445-9, 2007
・黄斑円孔に対するILM剥離を行った初回硝子体手術で閉鎖しなかった症例に対する再手術の効果が、OCTでみた黄斑円孔の形状、円孔大きさ、初回手術までの円孔の期間、あるいはタンポナーデのタイプ(ガスかSOか)と関連しているかどうかにつき検討した。
・ILM剥離、ガス注入を行った初回手術後に再開した28例28眼につき、15眼はガス注入、12眼でSO注入、1眼でタンポナーデなしとして、再手術を行った。
・自己血小板を22眼に、自己全血を1眼に使用し、5眼では何も使用しなかった。
・解剖学的閉鎖は28眼中19眼(68%)。BCVAは12眼で改善(閉鎖の11/19と未閉鎖の1/8)、9眼不変、7眼で悪化。
・術前のOCTで円孔周囲に下液、cuffのある眼では、18/20眼で閉鎖(ない眼では1/8眼で閉鎖 p=0.001)し、BCVA改善も有意に良かった(p=0.048)。
・円孔大きさ、タンポナーデの種類、初回手術前の円孔持続期間、術前のBCVAなどは、視力や解剖学的な閉鎖とは相関がなかった。
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点眼瓶の細菌汚染
Bacterial contamination of ohpthalmic solutions used in an extended care facility.
Jokl DHK et al(NY USA)
Brit J Ophthalmol 91(10): 1308-10, 2007
・47名に渡した123本の点眼薬を1週間使用後に回収し細菌検査を行った。
・点眼薬の5滴をチオグリコレート溶剤に滴下し、細菌検査を行った。
・10/123(8%)が細菌汚染されていた。
・4/8本:ステロイド剤。2/6本:抗生剤+ステロイド剤の合剤。2/34本:緑内障剤。4/57本:ドライアイ剤。
・18本の散瞳剤、縮瞳剤、合剤でない抗生剤点眼は全て汚染はなかった。
・Proteus mirabilisが8/10本に検出された。
・一見汚れていたのは、汚染された点眼瓶の30%だけであった。
・ステロイド含有しているものは、含有していないものに比較して 5.8倍汚染しやすかった(RR=5.84
95%CI= 2.42-14.10 p<0.002)
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シリコンオイル視神経症
Is silicone oil optic
neuropahty caused by high intraocular pressure alone? A semi-biological model.
Knecht P et al(Swizerland)
Brit J Ophthalmol 91(10): 1293-5, 2007
・SOタンポナーデの合併症として、白内障、緑内障、角膜内皮が良く知られているが、臨床的、組織学的検索から、SOは視神経から脳まで浸透することが分かってきた。
・20眼のヒト死体眼を用いて、眼内圧がこのようなSOの視神経への浸透を引き起こすかどうか検討した。
・眼圧を40mmHgまで上げ、最長16週まで調べたが、全例でSOの視神経内への浸透はみられなかった。
・緑内障性の視神経障害あるいは能動輸送などによって浸透するのであろう
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網膜厚みの遺伝的個人差
The role of heredity in determining central retinal thickness.
Liew SHM et al(UK)
Brit J Ophthalmol 91(9): 1143-7, 2007
・St
Thomas's hospitalに登録された双生児310例の黄斑部中央1ミリ直径の網膜厚み(CRT)をOCTで調査した。
・1卵生双生児(MZ)81組、2卵生双生児(DZ)74組。
・CRT平均は212.1μm(165-277)であり、屈折度と有意に相関し、近視度が進むにつれ、CRTは薄くなっていた。
・CRTは、MZではDZよりも高い相関があり(r=0.88 vs
r=0.58)、遺伝的な関与が示唆された。
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防腐剤含有と含有しないケナコルトの硝子体内注入の副作用の違い
Effects of intravitreal triamcinolone acetonide injection with and without
preservative.
Maia M et al(Brazil)
Brit J Ophthalmol 91(9): 1122-4, 2007
・防腐剤含まないtriamcinolone
acetonide (PFTA)と、防腐剤含有のもの
(KE)とを比較した。
・KEには0.99% benzyl
alcohol, 0.75% carboxymethylcellulose, 0.04% polysorbate 80が含まれている。
・471眼に 4mg/0.1mlのステロイドを646回注入した。577回は PFTA、69回は KEである。
・副作用として、無菌性眼内炎はステロイドで軽快するhypopyon、高眼圧は23mmHg以上と定義した。
・6~57ヶ月経過観察(平均13±7.5)。
・高眼圧は127眼(20%)にみられたが、両群間に有意差はない(p=0.167)。
・無菌性眼内炎はPFTAで7眼(1.2%)、KEで5眼(7.3%)であり(全体で12眼1.9%)、両群間に有意差がみられた(p=0.005)。
・KEの1眼(0.15%)で細菌性眼内炎を発症。
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エタンブトール視神経症における網膜神経線維層厚み
Decreased retinal nerve fibre layer thickness detected by optical coherence
tomography in patients with ethambutol-induced optic neuropathy.
Chai S et al(TX
USA)
Brit J Ophthalmol 91(7): 895-7, 2007
・エタンブトール視神経症患者8名の網膜神経線維層厚み(RNFLT)を、エタンブトール治療終了後3ヶ月以内(1週間から3ヶ月)にOCTで測定した。
・その12ヵ月後に、再度OCT検査を行ったところ、RNFLTは有意に減少していた。
・減少量は耳側
-26.5μm(-22.8%,
p=0.009)、上方
-18.6μm(-15.7%,
p=0.019)、鼻側
-15.0μm(-18.2%,
p=0.025)、下方
-14.9μm(-9.0%,
p=0.130)、平均
-18.8±5.4μm(-16.4±5.8%)。
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網膜色素変性症の視機能と黄斑部網膜厚み
Visual acuity and perimacular retinal layers detected by optical coherence
tomography in patients with retinitis pigmentosa.
Matsuo T et al(岡山大)
Brit J Ophthalmol 91(7): 888-90, 2007
・網膜色素変性症58例115眼で検討。
・OCTの高反射率層の数が1層か、2層か、3層かによって最高視力値が違うかどうかを検討した。
・高反射率層の数と最高矯正視力値とは優位に相関していた(p<0.001)
・(Witkins
AJ et al, AJO 146:945,2006参照)
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アバスチンによる角膜新生血管の抑制作用
Inhibition of experimental corneal neovascularisation by bevacizumab(Avastin).
Manzano RPA et al(AZ
USA)
Brit J Ophthalmol 91(6): 804-7, 2007
・硝酸銀で16頭のラット角膜を化学焼灼して角膜新生血管を作成した。
・焼灼後、7日間、1日2回のbevacizumab
4mg/ml点眼を行った10眼と、生食2回点眼したコントロールの6眼を比較し、角膜上の何%の面積を新生血管が占めているかを写真判定した。
・Bevacizumab群では 38.2%±15.5%で、コントロール群は 63.5%±5.0%で有意差があった(p<0.02)
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角膜切開白内障手術後の細菌性眼内炎
Postoperative endophthalmitis associated with sutured versus unsutured clear
corneal cataract incisions.
Thoms SS et al(MI
USA)
Brit J Ophthalmol 91(6): 728-30, 2007
・5年間で一人の術者が、無縫合379眼、縫合436眼の白内障角膜切開手術を行い、無縫合群では5例の術後眼内炎を発症。
・縫合群では術後眼内炎はなく、両群間に有意差がみられた
・手術24時間以内の抗生剤点眼の開始、術終了直後のポビドンヨード点眼は有用である
(コメント:最近の論文の中では最悪のものと思われます)
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アバスチンによる網膜色素上皮裂孔
Histological findings of a choroidal neovascular membrane removed at the time
of macular translocation in a patient previously treated with intravitreal
bevacizumab treatment(Avastin).
Gibran SK et al(UK)
Brit J Ophthalmol 91(5):
602-4, 2007
・Avastinを何回も注入した症例で黄斑移動術を行い、中心窩下脈絡膜新生血管膜CNVを除去した。
・アバスチン治療中に発生するRPE裂孔は、無血管網膜下組織の収縮によると思われた
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白内障手術後の虚血性視神経症の発症リスク
Risk of non-arteritic anterior ischaemic optic neuropathy (NAION) after
cataract extraction in the fellow eye of patients with prior unilateral NAION.
Lam BL et al(FL
USA)
Brit J Ophthalmol 91(5): 585-7, 2007
・1986-2001年のカルテを対象として、NAION発症日と白内障手術日を調査した。
・片眼のNAION発症前に他眼の白内障手術を受けていた場合は除外した。
・325例のNAIONの内、白内障手術を1986-2001の間に受けたのは17例で、その内、9例(53%)に術眼にNAION発症していた。発症時期は、術後6ヶ月以内に6眼が発症。
・手術を受けなかった308例の内、59例(19%)が他眼にNAIONを発症。
・NAIONの他眼の白内障手術は、その眼にNAIONを発症する頻度を3.6倍(95%CI=1.7-7.7
p=0.001)にする。
・白内障手術数時間以内に発症する、術後眼圧上昇が要因と考えられている即時型と、術後数時間から数日で発症する原因不明の遅延型がある
・遅延型の発症は2000例に1例の発症率であり、通常のNAIONの10万人に2.3-10.3人/年よりずっと高い。
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白内障手術麻酔時の合併症
Serious complications of local anesthesia for cataract surgery: a 1 year
national survey in the (United Kingdom)
Eke T et al(UK)
Brit J Ophthalmol 91(4): 470-5, 2007
・白内障手術時の眼球周囲麻酔、球後麻酔、テノン嚢下麻酔、結膜下麻酔、点眼麻酔、前房内麻酔の施行頻度、合併症について2002-2003の13ヶ月間、全英で調査した。
・4.1%が全麻、92.1%が鎮静剤なしの局麻、3.9%が鎮静剤下の局麻。
・約375,000の局麻の内、30.6%眼球周囲、3.5%球後、42.6%テノン嚢下、1.7%結膜下、9.9%点眼、11.0%前房内麻酔。
・球後、球周囲麻酔は視力に影響する合併症が発生しやすいが、生命に影響する合併症はいずれの麻酔も同等であった。
・眼球穿孔は眼球周囲麻酔で22例、球後で4例あった
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DM黄斑症に対するグリッド凝固前のケナコルト治療の有効性
Pretreatment of posterior subtenon injection of triamcinolone acetonide has
beneficial effects for grid pattern photooagulation against diffuse diabetic
macular oedema.
Shimura M et al(東北大)
Brit J Ophthalmol 91(4):
449-54, 2007
・瀰漫性糖尿病黄斑浮腫(DDME)に対するレーザーグリッド光凝固(G-PC)の前にトリアムシノロン(TA)のテノン嚢下注入が有効かどうかを検討した。
・DDMEの37例42眼に対し、21眼はG-PCの1週間前にTA注入を受け、21眼をコントロールとした。
・検討項目は視力(VA)、中心窩厚(FT)、ハンフリーの30-2でのMD、光凝固強度である。
・TA群ではFT,VAは上昇し、G-PC後も24週後までは良好であったが、非TA群ではG-PC後に一過性のFT,VA悪化を来たし、その後、徐々にFT,VAともに上昇した。
・24週後ではTA群ではコントロール群よりHPのMDは良好であり、G-PCに要したレーザーパワーは少なかった
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緑内障診断の正確性
Accuracy of GDx VCC, HRT I, and clinical assessment of stereoscopic optic nerve
head photographs for diagnosing glaucoma.
Reus NJ et al(Netherlands)
Brit J Ophthalmol 91(3): 313-8, 2007
・VCCを用いた GDx
variable cornea compensation(VCC) scanning laser polarimetry (SLP)と、HRT I
confocal scanning laser ophthalmoscopy(CSLO)の正確性、再現性を、立体視神経乳頭(ONH)写真と比較検討した。
・40眼の正常者、48眼の緑内障、6眼の高眼圧症で検討。
・SLP-VCCではnerve fiber
indicator(NFI)を、CSLOではMoorfields
regression analysis(MRA)とBathija linear discriminant function(LDF)を指標とした。
・写真判定は緑内障専門医、一般眼科医、眼科レジデント、オプトメトリスト各4名が行なった。
・診断率はSLP-VCC
93.2%、CSLO
86.4%、専門医
86.7%、一般眼科医
85.2%、オプトメトリスト
81.5%、レジデント
73.0%であった。
・画像診断は緑内障診断に有用である
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近視性黄斑部新生血管に対するアバスチン治療
Intravitreal injection of bevacizumab for choroidal neovascularisation
associated with pathological myopia.
Sakaguchi H et al(大阪大)
Brit J Ophthalmol 91(2): 161-5, 2007
・8例8眼の近視性脈絡膜新生血管に対し、1mgアバスチンを硝子体内注入し、最低3ヶ月間経過観察。
・平均最良視力は注入前0.26であったが、注入後0.51に上昇。6眼(75%)で2line以上の視力上昇、2眼(25%)で改善なし。
・蛍光眼底では7眼(87.5%)で漏出が減少。
・網膜中心窩厚は198.4±66.5μから、155.1±74.6μに有意に減少(p=0.027)した
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近視性黄斑部新生血管に対するアバスチン治療
Intravitreal bevacizumab (Avastin) as treatment for subfoveal choroidal
neovascularisation secondary to phathological myopia.
Yamamoto I et al(MA
USA)
Brit J Ophthalmol 91(2): 157-60, 2007
・9例11眼(内5眼は既PDT治療眼)の高度近視性黄斑部脈絡膜新生血管を対象
・治療前視力は6眼では 20/50-20/100、5眼は20/200以下。
・アバスチン(1.25mg/0.05ml)注入後、平均153日(35ー224)日での視力は7眼で 20/20-20/40、1眼で20/50-20/100、3眼で20/200以下。
・1回注入が8眼、2回注入が3眼。
・視力改善は平均
3.5 line(-1から+8
line)で、11眼中8眼は最終視力は 20/50を獲得。
・中心窩網膜厚は340(253-664)から
234(142-308)μに改善:平均103μ(+4から-356)であり、注入による副作用はなかった
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眼軸長と視神経乳頭の大きさ
Axial length and optic disk size in normal eyes.
Oliveira C et al(NY
USA)
Brit J Ophthalmol 91(1): 37-9, 2007
・A-scanで眼軸測定し、HRTで視神経乳頭面積を281例で測定。
・乳頭面積は黒人(2.12±0.5)では白人(1.97±0.6)より有意に大きかった(p=0.02)。
・乳頭面積は眼軸長と有意に相関(r=0.13
p<0.036)。
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角膜厚みと視神経乳頭の大きさ:緑内障性障害への脆弱性
Central corneal thickenss and correlation to optic disc size: a potential link
for susceptibitity to glaucoma.
Pakravan M et al(USA)
Brit J Ophthalmol 91(1): 26-8, 2007
・POAG患者で、HRTで視神経乳頭の大きさを測定し、超音波パキメータでCCTを測定。
・眼手術を受けていた人は除外した。
・76%が白人、19%がAfrican-American、5%がその他である。
・CCTは視神経乳頭面積と逆比例していた(r=-0.284,
p=0.0036, n=72)。
・乳頭面積は、Caucasianは 1.9±0.47(n=119)で、African
American(2.4±0.54平方mm)より有意に乳頭面積は小さかった(p<0.001)。
・角膜が厚いと眼圧が過大評価されるが、乳頭は小さくて頑丈である。
・一方、角膜が薄いと眼圧が過小評価され、また大きく変形し易い視神経乳頭を持っている
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偽滴状角膜
Clinical evaluaton of cornea pseudoguttata.
Nakashima Y et al(筑波大)
Brit J Ophthalmol 91(1): 22-5, 2007
・3521名の連続患者のうち、40名44眼(1.1%)に見られた偽滴状角膜の報告。
・全例で前眼部眼異常がみられた。
・CL装用による角膜炎(16例)、EKC(8例)、角膜上皮欠損(6例)、SPK(4例)、角膜異物(3例)、原因不明の角膜炎(3例)、角膜潰瘍(2例)、ヘルペス性角膜炎(1例)、虹彩炎(1例)である。
・角膜の偽滴状角膜は角膜浸潤や炎症でよくみられる疾患であるが、原疾患の回復とともに自然治癒し、後遺症は残さない
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| British Journal of Ophthalmology |
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90巻 (1号~12号)、2006
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SLTとALTの効果の比較
Selective laser trabeculoplasty versus argon laser trabeculoplasty: results
from a 1-year randomised clinical trial.
Damji KF et al(Canada)
Brit J Ophthalmol 90(12): 1490-4, 2006
・152名176眼のPOAGをSLT 89眼、ALT 87眼に振り分けて検討。
・線維柱帯を180度にわたりSLTかALTを行ない、12ヶ月経過観察した。
・12ヵ月後の平均眼圧下降はSLTは 5.86±6.15、ALTは 6.04±4.82で有意差はなかった。
・12ヶ月後の20%以上の眼圧下降が得られた率もSLTは59.7%、ALTは60.3%で有意差はなかった。
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網膜輪状締結の黄斑部脈絡膜血流に及ぼす影響
Choroidal blood flow in the foveal region in eyes with rhegmatogenous retinal
detachment and scleral buckling procedures.
Sugawara R et al(旭川医大)
Brit J Ophthalmol 90(11): 1363-5, 2006
・黄斑部に剥離が及んでいない裂孔原性網膜剥離11眼に対し、輪状締結(#40)と強膜内陥(#276)を行なう前後の脈絡膜循環を Laser
Doppler flowmetryで検討した。
・脈絡膜循環の測定結果は他眼との比較で検討した。
・手術前には、罹患眼の中心窩の脈絡膜循環は健眼と優位差はなかったが、術後、2週間から4週間の間は有意に低下し(p<0.05)、術後12週後に基準値に戻った
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硝子体内へのアバスチン注入は安全か
Is intravitreal bevacizumab (Avastin) safe?
Michels S(Austria)
Brit J Ophthalmol 90(11): 1333-4, 2006
・アバスチン(bevacizumab)のoff-labelの硝子体内使用は安全かどうかについての、インターネットを利用した調査報告
・The
International intravitreal bevacizumab safety surveyである(Fung et al 当号: 1344-9)
・12カ国70施設からの5000以上の患者への7000回以上の注入結果
・アバスチンは本来は転移大腸癌に何ヶ月も2週間毎に 5mg/kg静注するものであり、1.9-4.4%に血栓症が発症するリスクがある。
・眼科利用は1-2.5mgの硝子体内注入を4週間毎に行なうもので、全身投与の150-400分の1の量である
・今のところは問題はなさそう
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AMDにおける大量出血に季節変動はあるか
Seasonal variations of acute massive submacular haemorrhage associated with
age-related macular degeneration.
Iguchi Y et al(名古屋大)
Brit J Ophthalmol 90(10): 1256-8, 2006
・59例60眼のAMDに伴った急性大量の黄斑下出血の季節変動について検討。
・冬に多く、夏に少なかった(p<0.01)。
・月毎の発生は気温と反比例していた(p<0.01)。
・大量出血の季節変動は、高血圧者では有意であった。
・このことから、出血のメカニズムは全身の収縮期血圧と強く関連していることが推測された
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緑内障の進行は短後毛様動脈の血流速度と関連している
Glaucoma progression is associated with decreased blood flow velocities in the
short posterior ciliary artery.
Zeitz O et al(Germany)
Brit J Ophthalmol 90(10): 1245-8, 2006
・緑内障(眼圧21以上) 114名、正常者ボランティア 40名で、短後毛様動脈SPCA、網膜中心動脈CRA、眼動脈の
peak-systolic velocity(PSV), end-diastolic velocity(EDV), resistivity indexをcolor
Doppler imaging(CDI)で測定した。
・緑内障114名の内、295±18日の経過観察で進行性であった12名では、停止性の緑内障や正常者に比較して、SPCAの PSVとEDVに有意な低下(p<0.001と p<0.05)、CRAのPSVに有意な低下(P<0.05)があったが、眼動脈、眼圧、収縮期血圧には差は見られなかった。
・緑内障進行は視神経乳頭を還流する小さな球後動脈の血流速度の低下と関連している。
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黄斑円孔の大きさとILM剥離の必要性の検討
Relationship between macular hole size and the potential benefit of internal
limiting membrane peeling.
Tadayoni R et al(France)
Brit J Ophthalmol 90(10): 1239-41, 2006
・黄斑円孔の大きさとILM剥離の利点について検討した。
・連続する84例の原発性黄斑円孔で最低3ヶ月間は経過観察のできたものについて検討した。
・黄斑前膜を除去し、17%C2F6ガスを注入,10日間のうつ伏せを行なった。
・84眼中36眼はILM剥離を行なった。
・術後の閉鎖率は、黄斑円孔の大きさが400μm以上のものでは、ILM剥離眼では21/21(100%)、非剥離眼では 22/30(73.3%)(p=0.015)。
・大きさが400μm未満のものでは、ILM剥離眼では15/15(100%)、非剥離眼でも 18/18(100%)。
・黄斑円孔が大きいもの(400μm以上)では、ILM剥離を行なったほうがよい
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DM黄斑症にたいするケナコルト硝子体内再注入の効果
Decreasing efficacy of repeated intravitrealtriamcinolone injections in
diabetic macular oedema.
Chan CKM et al(香港)
Brit J Ophthalmol 90(9): 1137-41, 2006
・4mgの硝子体内注入を、最初の注入から少なくとも26週以降(32.5±3.5週目)に繰り返し行なった10例10眼のDM黄斑症症例について検討。
・注入前と注入後、2,4,9,17週の矯正視力BCVA、中心窩厚CFTを調査した。
・2度目の注入では、BCVAは全ての時点で有意に悪く(p<0.05)、最良のCFT、4週後のCFTでもそれぞれ p=0.034,
p=0.011で、有意に悪かった。
・2回目の注入では初回注入時ほどの効果は期待できない
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ECCE術後に大量発生した術後眼内炎
An outbreak of endophthalmitis after extracapsular cataract surgery probably
caused by endotoxin contaminated distilled water used to dissolve
acetylcholine.
Boks T et al(Netherland)
Brit J Ophthalmol 90(9): 1094-7, 2006
・Indonesiaで行なったECCE手術後に大量発生した術後眼内炎の報告。
・3週間で43例を行い、17眼に術後眼内炎を発症した。
・acetylcholine溶解にはオートクレブで滅菌し保存してあった蒸留水が使用されたが、この蒸留水から、高濃度のeodotoxinと少量の同定不能なpseudomonas属(緑膿菌の属)が検出された。
・この蒸留液を17例中16例で使用していた
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落屑症候群では白内障手術で眼圧が低下する
Intraocular pressure following phacoemulsification in patients with and without
exfoliation syndrome: a 2 year prospective study.
Damji KF et al(Canada)
Brit J Ophthalmol 90(8):1014-8,2006
・超音波乳化吸引術後の眼圧値の変化が落屑症候群(XFS)と非落屑症候群で差があるかどうかを検討。
・隅角が開放している183名で検討。XFS 71名(XFG 29名含む)、非XFS 112名(POAG 29名含む)。
・術前眼圧 XFS 17.60±3.23 非XFS 16.08±3.18 (p=0.002)。
・手術2年後の眼圧値の低下量 XFS -1.85 非XFS -0.62 (p=0.0037)。
・ 術前眼圧 2年後眼圧低下量 超音波時間 還流量ml
XFS
16.07±2.51 -1.85±0.63 0.90±1.35
313.0±143.5
control
15.23±2.57 -0.62±0.42 0.27±0.52
215.2± 50.8
XFG
19.81±2.90 -3.15±0.78 5.20±4.50
392.2±136.1
POAG
18.52±3.52 -1.54±0.86 2.52±3.75
240.2± 76.4
・XFSでの眼圧低下量は手術中の還流量と相関があったと筆者はしているが・・・
・落屑症候群では、緑内障があっても(XFG)、なくても(XFS)、非落屑群(正常あるいはPOAG)よりも眼圧低下量が有意に大きかった
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腸管手術後のVit A欠乏症
Vitamin A deficiency in patients with a remote history of intestinal surgery.
Chae T et al(TX USA)
Brit J Ophthalmol 90(8):955-6,2006
・夜盲を来たすVitamin A欠乏症は腸管吻合手術後の吸収不良によって、手術後、数年以内に発生することが報告されている。
・Vitamin A欠乏の眼症状が発症する18年以上前に腸管手術を受けた3例を報告した。
・理解不能な視覚障害の患者をみたとき、腸管の手術後何年も経っていても、Vitamin A欠乏症を考慮すべきである
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Recombinant tissue plasminogen activator injected into the vitreous cavity may
penetrate the retinal veins of a porcine model of vascular occlusion.
Mahmoud TH et al(USA)
Brit J Ophthalmol 90(7): 911-5, 2006
・硝子体注されたtPAが網膜に到達するかどうか豚眼で検証
・4頭8眼の視神経を1時間クランプし、CRVOのモデルを作り、4眼に75μgのtPAを注入し、4眼に生食を注入し、2時間後に眼摘出し、組織検査。 2頭4眼にはクランプせず、同様に注入し検査
・両群共に、tPAはILMに強く染色し、静脈壁にも染色されたが、動脈壁には染色されなかった。
・ILMがtPAの網膜への移行を妨げている可能性がある
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非血管性前部虚血性視神経症と睡眠時無呼吸症候群
Non-arteritic anterior ischaemic optic neuropathy is nearly systematically
associated with obstructive sleep apnoea.
Palombi K et al(France)
Brit J Ophthalmol 90(7):879-82,2006
・非血管性前部虚血性視神経症(NAION)と睡眠時無呼吸症候群(SAS)との関連を検討
・NAIONと新規に診断された患者を睡眠中polysomnographyで検査し、SASがあるかどうかを検討。
・NAIONの古典的リスクとされている高血圧、糖尿病、高脂血症、内頚動脈の動脈硬化病変についても検討。
・27名のNAION(男18名、女9名、年齢65±8歳、body mass
index 27.2±3.8Kg/m2)
・27名中24名(89%)にSASがみられ、NAIONがSASを持っている率は、一般人口の4.9倍であった(p<0.001)
・SASはNAIONに古典的に合併するとされている高血圧や糖尿病の1.5~2.0倍の頻度で合併する最も頻度の高い障害であり、NAION患者にはSASに関する質問票を系統だてて提示するべきであろう
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SLTの術後3ヶ月間の眼圧低下効果
Selective lase trabeculoplasty: predictive value of early intraocular pressure
measurements for success at 3 months.
Johnson PB et al(MA USA)
Brit J Ophthalmol 90(6):741-3,2006
・2001-2004の間に SLTを行なった95例132眼を対照とした retrospective study.
・年齢 69.8±11.7歳、術前眼圧 20.9±5.0mmHg
・POAG 90眼(68%)、NGT 17眼(13%)、PE 15 眼(11%)など
・術2週間後に1mmHg以上の眼圧低下のあったものは、4週後、3ヵ月後も99.24%が低い眼圧を示していた。
・11%以上の眼圧低下:2週間後(59%)、4週間後(54%)、3ヵ月後(68%)
・1%以上の眼圧低下:2週間後(73%)、4週間後(78%)、3ヵ月後(76%)
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Human glaucoma and neural degeneration in intracranial optic nerve, lateral
geniculate nucleus , and visual cortex.
Gupta N et al(Canada)
Brit J Ophthalmol 90(6): 674-8, 2006
・POAGの79歳男性の視神経以降の病理所見
・視交差までは、軸索の消失が著明、LGNは正常者に比べ、小さく、visual cortexではcortical ribbonが薄い
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モーツアルトのピアノソナタは視野測定に有効か?
Improved automated perimetry performance following exposure to Mozart.
Fiorelli VMB et al(Brazil)
Brit J Ophthalmol 90(5):543-5,2006
・Mozartのピアノソナタは、空間的時間的推理能力を一過性に高め、右前脳、左側頭頂葉の脳波の干渉性活動があることも知られている(Mozart effect)
・Mozartのピアノソナタを10分間聴いた直後に検査した30名と静かな部屋に10分間留まっていた30名で、ハンフリー自動視野計(SITA 24-2)の検査結果に差がでるかを検討
・Mozart's Sonata for Two
Pianos in D Major (K448)
・被検者は平均年齢は22-23歳の検査に慣れていない男女半々である
・ピアノソナタを聴き終ってから、検査終了までの時間は10分以内で、右眼のみ施行。
・聴いた群では固視不良、false
positive error, false negative error の発生率が有意に減っていた(p<0.05)
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ステロイド抵抗性アレルギー結膜炎にシクロスポリン点眼は有効か?
Randomised controlled trial of topical ciclosporin A in steroid dependent
allergic conjunctivitis.
Daniell M et al(Australia)
Brit J Ophthalmol 90(4):461-4,2006
・シクロスポリンA 0.05%でステロイド離脱ができるかどうか検討。
・2重盲検では、シクロスポリンA 0.05%点眼はプラセボーよりも良いとは言えなかった
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前嚢CCCの縫合
Suturing a tear of the anterior capsulorhexis.
Kleinmann G et al(UT USA)
Brit J Ophthalmol 90(4):423-6,2006
・5眼の72時間以内の新鮮な死体摘出眼で検討。
・CCC亀裂を1) 9-0 Ethilon 9011 CS 160-6、2) 9-0 Prolene D-8229 CTC-6L、3) 10-0 Prolene 9090 CTC-6 で縫合し、その引っ張り強度を検討。
・2)が最良であった
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AMDに対する硝子体内ケナコルト注入とPDTの併用療法
Combined photodynamic therapy and intravitreal triamcinolone injection for the
treatment of subfoveal choroidal neovascularization in age related macular
degeneration: a comparative study.
Chan WM et al(Hong Kong)
Brit J Ophthalmol 90(3):337-41,2006
・48例48眼のAMDによる中心窩下CNVに、IVTAとPDTの併用を24眼、PDTのみを24眼。
・併用群はPDT直後にIVTAを行なった。
・logMAR BCVAは、PDT+IVTA群 0.88-0.95(視力 0.13-0.11)(有意な悪化はない p=0.32)。PDT群 0.74-1.09(少数視力 0.18-0.08)(有意に悪化 p<0.001)
・PDT+IVTA群とPDT単独群の1年後の視力低下を来さなかった割合は 70.8%と33.3%(p=0.009)
・predominant classic,
occult CNVのいずれでも、PDT+IVTA群が視力低下防止に有意
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甲状腺眼症の屈折変化
Refractive change in thyroid eye disease (a neglected clinical sign).
Chandrasekaran S et al(Australia)
Brit J Ophthalmol 90(3):307-9,2006
・甲状腺眼症TEDの5例で眼窩減圧術による屈折度変化を検討。
・1例では減圧術前に3.75Dの遠視化が起こった。
・減圧後1日から9ヵ月後に全例で1.0-2.5D近視化した。
・2例では眼軸長増加が近視化の原因であった。
・1例では減圧前の遠視化は眼球後極部の平坦化によることがMRIで判明し、これは減圧後に解消していた。
・遠視化の進行は甲状腺眼症の活動性を示唆するものと考えた
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シェーグレン症候群に対するピロカルピン治療
Conjunctival epithelium improvement after systemic pilocarpine in patients with
Sjogren's syndrome.
Aragona P et al(Italy)
Brit J Ophthalmol 90(2):166-70,2006
・15名のShogren症侯群患者で検討
・2ヵ月間、ピロカルピンを内服し、1ヵ月後(T1)、2ヵ月後(T2)、中止後2週間後(T3)に検査
・全身、眼科所見、BUT、角膜染色、シルマーテスト、結膜imprintingを行なった
・結膜imprintingでの goblet細胞数の変化
1.6±0.6(T1)、0.6±0.7(T0)、T1でT0より増加 p=0.025。
5.1±1.7(T2)、T0,T1よりT2で増加 p<0.001。
1.9±1.1(T3)、T3ではT2より減少 p<0.001。
・口渇感、目の異物感はT1,T2で改善した。BUTはT2で有意に改善
・ピロカルピン内服は涙の分泌とは無関係にgoblet細胞の増加、結膜上皮の改善が得られる
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