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| Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology |
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246巻 (1号~12号)、2008
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BRVO後の黄斑浮腫に対するケナコルト硝子体注入と光凝固治療
Combined intravitreal triamcinolone injection and laser photocoagulation in
eyes with persistent macular edema after branch retinal vein occlusion.
Riese J et al(Switherland)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(12): 1671-6, 2008
・24例(年齢中間値73歳:51-89歳)のBRVO、15例はnon-ischemic、9例がischemicで、黄斑浮腫による視力低下が0.5以下で、以下のいずれかに該当する例。
・黄斑浮腫が3か月以上持続、or、視力が徐々に低下している、or、光凝固、TA硝子体注射、抗VEGF注射、ILM剥離後に黄斑浮腫の再発した例である。
・4mgTAを硝子体内注射し、黄斑浮腫が再発したらできるだけ早く光凝固を行い(100-150ms)、6か月まで経過観察。
・視力改善は0.58 logMAR(小数点0.27)から、1ヶ月後:0.41 logMAR(0.39)、3ヶ月後:0.33
logMAR(0.47)、6ヶ月後:0.41
logMAR(0.39)に改善。
・中心窩厚は423μm→270(1M)→265(3M)→266(6M)と改善
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網膜剥離手術後の黄斑部網膜下液に対するレーザー治療
Selective retina therapy (SRT) of chronic subfoveal fluid after surgery of
rhegmatogenous retinal detachment: three case reports.
Koinzer S et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(10): 1373-8, 2008
・網膜剥離強膜内陥後に黄斑部の下液が吸収しない3症例に SRT:μs-laser治療を行った。
・レーザー施行までの期間は、5、7、13カ月後であった。
・使用レーザーはQスイッチ Nd:YLF
laser(λ=527nmの30pulse)を17~61発行った。
・1~5か月後に下液は吸収し、視力改善が得られた
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眼科手術時の医原性網膜外傷
Iatrogenic retinal traumas in ophthalmic surgery (Review).
Tognetto D et al(Italy)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(10): 1361-72, 2008
・網膜の光化学障害:頻度は0.75-7.4%
・斜視手術時の網膜障害:0.13-12%
・局所麻酔時の網膜障害:後部ぶどう腫では0.13%、全体では0.014%
・合併症のない白内障後の網膜剥離:0.41-1.5%、後嚢破損後の網膜剥離:3.7-8.6%、核皮質落下後の網膜剥離:4.0-45.4%、各皮質落下に起因した硝子体手術後の網膜剥離:0.0-45.4%
・白内障術後のCME:1%-20%
・強膜内陥時の強膜穿孔:0.1-3.8%
・硝子体手術時の網膜裂孔:3.1-6.8%、そこからの網膜剥離:1.8-4.5%
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落屑症候群、落屑緑内障における球後血行動態
Retrobulbar hemodynamic parameters in pseudoexfoliation syndrome and
pseudoexfoliative glaucoma.
Martinez A et al(Spain)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(9): 1341-9, 2008
・color Doppler imaging(CDI)を用いて球後動態を調べた。
・72名72眼のPXS、70名70眼のPXG、66名66眼の年齢合わせた正常者で検討。
・眼動脈(OA)、網膜中心動脈(CRA)、耳側の短後網様動脈(SPCA)のpeak
systolic velocity(PSV)、end-diastolic velocity(EDV)、Pourcelot resistance index(RI)を調べた。
・PXGではPXS、コントロールに比して、OA,SPCA,CRAのEDVが有意に減弱しており、OA,SPCA,CRAのRIは有意に高かった。
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中心性網脈絡膜症と閉塞性睡眠時無呼吸症候群
Obstructive sleep apnea in patients with central serous chorioretinopathy.
Kloos P et al(Switzerland)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(9): 1225-8, 2008
・中心性網脈絡膜症患者(CSC)は交感神経活動が活発であること、corticosteroidとcatecholaminレベルが高いとの報告もある。
・閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)では交感神経活動がその重症度に比して高く、尿中catecholamin排出量が増加し、高血圧発症も重症度に比して高いことも知られている。
・活動性CSC、CSC後の色素上皮障害のある人に質問し、Epworth Sleepines Scale(ESS) scoreを取った。
・55名のうち36名が抽出され、そのうち8名(22.2%)がOSASと診断された。
・一般人口ではOSASは2-4%であり、OSASはCSC発症のリスクファクターではないかと考えた
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高血糖による屈性の変化
Refractive properties of the healthy human eye during acute hyperglycemia.
Wiemer NGM et al(Netherland)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(7): 993-8, 2008
・5名の健常者(年齢24.8±4.6歳)の水晶体の高血糖による変化を Scheimpflug imagingと Hartmann-Shack aberrometryで調べた。
・皮下にsomatostatinを注射30分後、oral
GTT(75g)を行った。
・4名では変化がなかったが、1名で0.4Dの遠視化がおこり、水晶体前面が凸になり、水晶体の球面等価屈折度が低下した。
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着色眼内レンズの有用性
AcrySof natural filter decrease blue light-induced apoptosis in human retinal
pigment epithelium.
Rezai et al(IL USA)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(5): 671-6, 2008
・AcrySof filter(UVフィルターのみ)と、AcrySof Natural filter(UV+青フィルター)がヒトのRPE細胞の青色光誘発のアポトーシス(細胞自然死)に与える影響を検討。
・AcrySof、あるいは AcrySof Naturalのフィルターを介して、青色光(430-450nm)にRPE細胞を10日間暴露し、アポトーシスの進み具合を検討した。
・青色光の10日間露光した時にアポトーシスになるRPE細胞の割合は、86.14±3.26%(暗所保存では
20.07±5.71%)。
・AcrySof Naturalでは、AcrySofに比較して青色光で誘発されるアポトーシスは優位に減少していた。
・アポトーシス細胞の率は、AcrySof 71.16±19.11:AcrySof Nat
36.70±11.34:暗所 15.66±5.28%。
・RPE細胞に到達する青色光エネルギーは Acrysofでは 4.25mW/cm2、AcrySof Naturalでは 2.5mW/cm2であった。
・AMDのリスクの高い白内障患者では青色を除去する眼内レンズ移植が考慮されるべきだ
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網膜血管瘤破裂の視力予後
Visual outcome after vitreous, sub-internal limiting membrane, and/or
submacular hemorrhage removal associated with ruptured retinal arterial
macroaneurysms.
Nakamura H et al(琉球大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(5): 661-9, 2008
・網膜血管瘤RAMの破裂では出血は眼内のいろいろな場所に起こる。
・31人33眼のRAMについて検討。1眼を除き、全例で硝子体内、ILMの下、網膜下腔の、2か所以上に出血していた。
・ILM下に出血のある27眼中22眼(81%)は黄斑部であり、この22眼中12眼(55%)では術中まで黄斑部の出血は分からなかった。
・硝子体手術前に黄斑下の出血を評価することは困難で、視力予後の推定は困難である
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瀘過泡漏出に対する羊膜の効果
Long-term results of amniotic membrane transplantation-assisted bleb revision
for leaking blebs.
Nagai-Kusuhara A et al(神戸大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(4): 567-71, 2008
・頑固な術後晩期の瀘過泡漏出に対する羊膜移植を併用した瀘過泡再生の長期予後について検討。
・平均年齢60(20-77)歳の6例。全例MMC併用線維柱帯切除術で、術後15(4-54)ヵ月で瀘過泡漏出が見られたもの。
・羊膜は上皮側を下にして、強膜に一部、縫いつけた。
・羊膜併用手術後、49(41-67)ヵ月経過観察したが、全例、濾泡形成は順調で、漏出はみられていない。
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網膜血管閉塞に対するtPAの障害度
Increased retinal toxicity of intravitreal tissue plasminogen activator in a
central retinal vein occlusion model.
Yamamoto T et al(大阪大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(4): 509-14, 2008
・tPAの毒性は虚血状態で強くなるため、特にCRVOなどの網膜虚血があると網膜毒性は強くなる可能性がある。
・有色ラットでCRVOを発生させ、その1時間後にtPA(0.075, 0.75, 3, 7.5μg)を硝子体内へ注入し、12時間後に摘出検査を行った。
・TUNEL (terminal deoxynucleotidyl
transferase-mediated dUTP-nick end labeling) の染色度合で網膜細胞のapotosisを評価した。
・TUNEL陽性細胞はCRVOでも、non-CRVOでも量依存性に増えていたが、特にCRVO眼では 0.75μg以上が注入された場合に有意に増えていた(p=0.002)。
・このことから、CRVO眼でtPAを使用する時は容量を減らす必要があるだろう
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コンタクトレンズの汚染
Bacterial adhesion to conventional hydrogel and new silicone-hydrogel contact
lens materials.
Kodjikian L et al(France)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 246(2): 267-73, 2008
・未使用の4種類のCLを表皮ブ菌と緑膿菌の中で37℃4時間培養した。
・1種類の標準的hydrogel
CL(Etaficon A, Acuvue 2)、3種類のsilicon hydrogel CL(Galyficon A, Acuvue
advance; Balaficon A, Purevisio; Lotraficon B, O2Optix)を使用。
・標準的hydrogel CL(Acuvue 2)が一番細菌付着が少なく、O2Optixが最も多かった。
・これは silicon-hydrogel CLが hydrophobicityが大きいこと、酸素透過性が高いことによるものであろう
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245巻 (1号~12号)、2007
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合併症のない白内障手術における黄斑網膜の肥厚
Macular thickness after uneventful cataract surgery determined by optical
coherence tomography.
Jagow B et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(12): 1765-71, 2007
・33例の黄斑疾患のない症例で片眼のみPEA+IOL手術を行ない、他眼をコントロールとし、術前、術後1日、1週間、6週間後にZeiss
OCTで平均最小中心窩厚(MMFT)と平均中心窩厚(MFT)を測定した。
・術眼とコントロール眼とのMMFTの差は、術後1日 7.30±18.1(p=0.03)、1週 4.42±24.2(p=0.41)、6週 7.12±22.6(p<0.001)。
・MFTの差は、術後1日 6.96±22.8(p=0.003)、1週 10.93±19.7(p<0.001)、6週 11.36±14.8(p<0.001)。
・臨床的な黄斑浮腫は全例で見られなかった。
・黄斑の厚みと視力、超音波時間や強さ、眼軸長や前房深度などとの間には相関はなかった。
・白内障手術後には視力に影響しない中心窩肥厚があるが、subclinicalな変化である
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未熟児網膜症に対するアバスチンの効果
Combination of laser photocoagulation and intravitreal bevacizumab (Avastin)
for aggressive zone I retinopathy of prematurity.
Chung EJ et al(Korea)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(11): 1727-30, 2007
・活動性の未熟児網膜症にレーザー光凝固治療と硝子体内アバスチン注入治療を行った。
・在胎25週 884gの男児の両眼(活動性 stage 3
zone I ROP)に対し、レーザー光凝固と0.75mg硝子体内アバスチン注入を行った。
・3ヶ月の経過観察で、両眼にROPの寛解と急速なplusサインと新生血管増殖の消失がみられ、全身的、眼局所ともに副作用はなかった
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角膜新生血管抑制に対するビタミンCの効果
Inhibition of corneal angiogenesis by ascorbic acid in the rat model.
Peyman GA et al(USA)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(10): 1461-7, 2007
・72眼のratで、角膜を硝酸銀、硝酸カリウムで化学焼灼。
・8眼づつ9群にわけた:中和しない100mg/mlのビタミンCで加療群(1群)、その他は中和したビタミンCで加療した。濃度は
100(2群), 50, 10, 5, 1mg/ml, 500, 250μg/ml(8群)、コントロール群(第9群)。
・角膜新生血管の面積(%)は、18, 17,
15, 18, 29, 30, 60, 66, 68%であり、濃度依存性であり、500μg/ml以下の濃度では効果がなかった
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黄斑円孔の自然治癒例
Spontaneous resolution of full thickness idiopathic macular hole: fundus
autofluorescence and OCT imaging.
Milani P et al(Italy)
Graefes Arch Clin Exp Opthalmol 245(8): 1229-31, 2007
・Stage
IIの70歳女性の特発性黄斑円孔(IMH)が自然寛解した1例をSLOでの自発蛍光とOCT画像とともに報告。
・2003.2に2ヶ月前からの視力低下を訴えて来院。視力は0.3で変視症あり。
・2003.12受診時に0.8まで、視力改善していた。
・黄斑円孔形成時に発生していなかったPVDがIMH消失時には発生しており、同時に自発蛍光が消え、OCTでも正常化していた
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AMD時のPEDに対するアバスチン治療後のRPE亀裂
RPE-rip after intravitreal bevacizumab (Avastin) treatment for vascularised PED
secondary to AMD.
Gamulescu MA et al(Germany)
Graefes Clin Exp Ophthalmol 245(7): 1037-40, 2007
・AMDに伴うPEDでRPE亀裂は自然経過でもありうるが、治療によって誘発されることもある。
・今回、Avastin治療によって発生した4例のRPE亀裂を報告(84,86,74,75歳)。
・4例はAvastin注入後1週間から1ヶ月以内に発生。
・4例中2例はPRE亀裂が発生しても視力は上昇した。
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角膜潰瘍に対する羊膜移植とボツリヌス治療
Rate of epithelialisation and re-operations in corneal ulcers treated with
amniotic membrane transplantation combined with botulinum toxin-induced ptosis.
Fuchsluger T et al(Germany)
Graefes Clin Exp Ophthalmol 245(7): 955-64, 2007
・角膜潰瘍に対し、羊膜移植(AMT)とボツリヌス毒typeAで眼瞼下垂を発生させて治療する試み。
・AMTを最初に行い、次にAMT、あるいは角膜全層移植 pKPを行ったA群(92眼)
・AMTを最初に行い、次にボツリヌス毒typeAを上眼瞼に注射したB群(32眼)
・最初にボツリヌス毒typeAを上眼瞼に注射し、次にAMT、pKPあるいはボツリヌス毒typeAの再注射を行ったC群(13眼)で検討。経過観察期間は 14.2±14.7ヶ月
・全体の再手術率は
45.3%、完全な上皮再生までの期間は
12.7±6.1日。
・A群の再手術率は
44.6%。AMT再手術後の再手術率は 30.4%。
・ボツリヌス毒typeAを最初に使用したC群の再手術率は 69.2%で最高であるが、AMTを追加施行後の再手術率は 23.1%と非常に良くなる。
・AMT単独あるいは、ボツリヌス毒素type Aでの眼瞼下垂は様々な原因で発生した重篤な角膜潰瘍治療に有効である
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ケナコルトA溶解剤であるベンジルアルコールの網膜毒性
Retinal toxicity of triamcinoone's vehicle (benzyl alcohol): an
electrophysiologic and electron microscopic study.
Macky TA et al(Egypt)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(6): 817-24, 2007
・triamcinoloneの媒体としての benzyl
alcohol(BA)の網膜毒性について検討した。
・24頭の有色家兎を、硝子体内に 0.1mlのBA注入群(12頭)とBSS 0.1ml注入群(12頭)に分けて検討。
・ERGを3日後、1、2、4、6週後に行い、3頭づつ1、2、4、6週目に光顕、電顕検査を行った。
・3日後のERG a波b波振幅は、BA群: 6.42±9.02と11.18±15.18μv、BSS群: 30.87±8.22と57.90±13.38μv、非注入群:36.20±7.85と64.10±9.36μvで、BA群で有意に減少(p<0.01)。
・検討期間中全てでa波b波は有意に減少していた
・神経節細胞数(網膜切片4740μm2内)はBA群:8.42±2.4、BSSと非注入群は 16.42±3.9と16.5±4.2で有意差(p<0.005)。
・内顆粒層と外顆粒層の厚みは
BA群:3.78±0.96と11.77±1.29μm、BSS群:6.1±0.92と21.82±0.95μm、非注入群:7.05±1.9と22.49±1.01μm(p<0.005)。
・6週後の電顕でもBA群では神経節細胞層、内外顆粒層、視細胞層に中等度から高度の変化が見られたが、BSS群では変化がみられなかった
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網膜浮腫に果たすミュラー細胞の役割
Muller cells as players in retinal degeneration and edema.
Reichenbach A et al(Germany)
Graefe's Arch Clin Exp Ophthalmol 245(5): 627-36, 2007
・ミュラー細胞は病的な状態ではKチャンネルを通した細胞間水を介して、網膜変性や浮腫形成に関与している。
・網膜虚血、炎症、網膜剥離や糖尿病などの様々な網膜症の動物モデルでは、ミュラー細胞はその主たるKチャンネル(Kir4.1)
の発現が減り、ミュラー細胞膜を通した水の運搬が損なわれていた。
・ミュラー細胞による網膜の水除去を促進する薬剤開発もありうる。
・トリアムシノロンは内因性adenosineの放出を促し、A1受容体を活性化させるので、トリアムシノロンは血管からの漏出抑制とミュラー細胞による水分排出を促進することの両者で網膜浮腫を改善させるのであろう
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圧平眼圧計の測定誤差
Does the surface property of a disposable applanation tonometer account for its
underestimation of intraocular pressure when compared with the Goldmann
tonometer?
Osborne SF et al(UK)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(4): 555-9, 2007
・Disposable
tonometerは
Ceutzfeldt-Jakob病の感染などから広く使われるようになった。
・Luneau
Ophthalmologieからの
TonojetがIOPを過小評価することがわかったが、その理由が眼圧計の表面の特性によるのではないかと考え、検討した。
・フルオレセイン液と眼圧計との間の界面張力から発生する吸引力を張力計で測定したが、この力はIOP測定値に影響するほどの差はなかった。
・Tonojetの先端はGoldmannよりも親水性であるため、液体の接触角は大きくなり、より多くの水分が溜まる。これがIOP過小評価の理由であろう。
・誤差をなくすには、大きな水溜めができたときのデータを棄却することが大切である。
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落屑症候群における前眼部の循環不全
Hemodynamic evaluation of the posterior ciliary circulation in exfoiation
syndrome and exfoliation glaucoma.
Detorakis ET et al(Greece)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(4): 516-21, 2007
・落屑症候群(Ex)、落屑緑内障(Ex-gl)では眼動脈(OA)、網膜中心動脈(CRA)の血流が低下していることが知られている。
・長ならびに短後毛様動脈(LPCA,SPCA)でも血流が低下しているかどうかを検討。
・Ex
20例、Ex-gl
16例、POAG
13例、コントロール(Cont)
19例で検討。
・Color
Doppler ImagingでLPCA、SPCAのpeak
systolic velocity(PSV)、end
diastolic velocity(EDV)、resistivity index(RI)を測定した。
・ExやEx-glでは、コントロールやPOAGに比較して、LPCAのEDVは有意に低く、RIは有意に高かった。
・LPCAのEDV(Cont:POAG:Ex:Ex-gl=3.1:
3.1: 2.7: 2.7) (ANOVA p=0.03)。
・LPCAのRI(Cont:POAG:Ex:Ex-gl
=0.80: 0.80: 0.82: 0.82) (p=0.03~0.04)。
・また、Ex-glでは、他の群に比較して、SPCAのEDVは有意に低く、RIは有意に高かった。
・SPCAのEDV(Cont:POAG:Ex:Ex-gl
=2.3: 2.4: 2.4: 2.1)
(p=0.04)
・SPCAのRI(Cont:POAG:Ex:Ex-gl
=0.75: 0.75: 0.75: 0.78) (p=0.02~0.03)
・落屑症候群で、LPCAの循環障害があることから、落屑症候群では前眼部に虚血性ストレスのあることがわかった
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調節眼内レンズの現況
Accommodating intraocular lenses: a critical review of present and future
concepts.(Review)
Menapace R et al(Austria)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(4): 473-9, 2007
・毛様筋緊張によるIOLの受動的前方移動を基礎としたIOL(Morcher社の43E/S、Human Optics社の1CU、Eyeonics社のAT-45)が市販されている。
・スプリング様の支持部で繋がった2重光学部を持ち、後方の光学部は不動で前方光学部が移動することによるものや、水晶体嚢内を弾性物質で充満させ、表面曲率を変化させて調節をうるものがある。
・ピロカルピンで刺激してレーザー干渉法によりIOLの前方移動量を測定すると、1CUでは中等度前方移動(多くの場合は+0.5D以内、稀に+1.0D)するが、AT45では反対に後方移動していた。
・生理的な近見刺激では前例にIOL移動はみられなかった。
・2重光学系IOLでは今の所、大きな調節が報告されているが、レンズ間の混濁の問題が残っている。
・磁石で動かすシステムは調節力も大きく、将来性があるが、繊維性の嚢収縮の問題がある。
・水晶体を弾性物質で充満させる方法は、無調節時に正視をうる方法など、まだ問題が多い。
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25G硝子体手術後の網膜裂孔
Postoperative retinal break after 25-gauge transconjunctival sutureless
vitrectomy: report of four cases.
Okuda T et al(金沢大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(1): 155-7, 2007
・2004年4月から05年9月までに25G硝子体手術を行なった75眼の内、4眼に術後網膜裂孔を発症した。
・4眼はいずれも特発性黄斑円孔例であった
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白内障手術後の黄斑浮腫
Effect of uncomplicated phacoemulsification on the central retina in diabetic
and non-diabetic subjects.
Degenring RF et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(1): 18-23, 2007
・小切開PEA+IOL移植(平均手術時間 11.5±6.6分)で合併症のなかった108眼(24眼はDM患者)で、術前、1日後、1週間後、4週間後にOCTで中心窩厚みを測定した。
・術後黄斑浮腫を起こしそうな眼、術前から黄斑浮腫のある眼、経過中にCMEを発症した眼は除外した。
・OCTで最小中心窩厚(MFT)、500μ内の中心窩容積(CFV)、視力を測定。
・logMAR
術前
nonDM=0.42±0.21(0.38)
DM=0.45±0.24(0.35)、4週後 nonDM=0.09±0.11(0.81)
DM=0.20±0.22(0.63)でnonDM vs DM間に有意差(p=0.001)。
・MFTの術前、4週後は nonDM=182±27→188±30(p=0.002)、DM=187±28→204±54(p=0.057)。
・翌日、1週目では両群とも増大傾向はなかったが、4週後では両群とも増大しており、nonDM vs DMは p=0.058で、DM者でより増大傾向があった。
・CFV(μm3)では1週後、4週後ともに有意に増大。
・nonDM=263±28→270±30(p=0.001)→278±34(p<0.001)、DM=262±33→272±38(p=0.004)→283±52(p=0.009)であったが、4週目の nonDM vs DMは p=0.565で有意差なし。
・subclinical黄斑浮腫を来たす例は、nonDMでは約1/5、DMでは約1/3であった。
・術後4週間以内にsubclinical黄斑浮腫を発症する例は、予想外に多かった
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244巻 (1号~12号)、2006
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DM性の新生血管緑内障に対する硝子体手術とMMC線維柱帯切除術の同時手術成績
Pars plana vitrectomy and panretinal photocoagulation combined with
trabeculectomy for successful treatment of neovascular glaucoma.
Kiuchi Y et al(大阪)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(12): 1627-32, 2006
・DM網膜症による新生血管緑内障25眼に硝子体手術+PRP+MMC線維柱帯切除を行なった。
・全例、水晶体除去を行い、線維柱帯切除術はlimbal-baseで行ない、5分間MMC作用させた。
・増殖群の9眼(硝子体出血、繊維性血管膜 and/or 網膜剥離)と、光凝固PC群の16眼(上記のない群)で検討した。
・術後眼圧が21mmHg以下で視力が光覚を保ったものを成功とした。
・増殖群では55.6%(1年後)、18.5%(2年後)が成功。
・PC群では81.2%(1-3年後)が成功で、有意に良かった(p=0.009)。
・増殖群でも網膜剥離、線維血管膜のある例では全例悪かった
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AMDでの網膜下出血に対するtPA治療の満足度
In-patient management and treatment satisfaction after intravitreous
plasminogen activator injection.
Mozaffarich M et al(Austria)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(11): 1421-8, 2006
・AMDによる1乳頭径以上の網膜下出血101例につき、25μgの遺伝子組換TPA(rTPA)と0.5ml SF6ガスを硝子体内に注射し、1週間のうつ伏せ姿勢を行なった。
・12ヵ月後に75%の患者は視力上昇が得られたが、治療に満足した人は12%だけであった。
・67.4-87%の患者が治療に不満があった。
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硝子体内注入ケナコルトの浄化方法
Carboxymethylcellulose as a new carrier substance for intravitreal injection of
reproducible amounts of triamcinolone.
Kube T et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(11): 1385-90, 2006
・triamcinoloneは防腐剤としての benzyl
alcoholなどを含んでいるので、これらを除去し、40mg/1mlから4mg/0.2mlにする方法の検討。
・A)
0.1mlを1ml注射器にとり沈降させる。
・B)
0.1mlを2.5ml注射器にとり、5μフィルターにつないだ10ml滅菌水で4回出し入れし、最後に0.2mlでback-flushさせる(防腐剤は1%になる)
・C)
0.1mlを2.5ml注射器にとり、5μフィルターにつないだ3方活栓を用いて、2mlの滅菌水で4回洗浄し、最後に0.2mlでback-flushさせる(防腐剤は0.0006%になる)
・D)
0.1mlを2.5ml注射器にとり、5μフィルターにつないだ3方活栓を介して0.9%生食を加えた後に濾過、これを4回繰り返し、最後に2%炭酸メチルセルロース(CMC)でback-flushし、0.4mlとする。フィルター残存確認のため、もう一度、2%CMCで新しい注射器にback-flushさせて混ぜ、同じフィルターを通して0.1mlに減量させた。
・濃度測定結果はA)45%±7.3%、B)15%±6.9%、C)11%±3.2%、D)93%±3.7%であった
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白内障手術におけるキシロカイン眼軟膏の効果
Effect of application duration of 2% lidocaine jelly on aqueous lidocaine
concentration for topical anesthesia in cataract surgery.
Kwok AKH et al(Hong
Kong)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(9): 1096-110, 2006
・白内障手術時の、2%lidocaine眼軟膏点入効果を調べた。
・作用時間は20.3±6.1分で、前房内lidocain濃度は14.2±8.5μg/mlであった。
・作用時間が長ければ長いほど、前房内lidocaine濃度は高かったが(p<0.001)、作用時間や前房内濃度は、10分以上作用させた場合には、患者の訴える痛みスコアとは関連はなかった
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両眼視機能に及ぼす網膜照度の影響
The effects fo interocular differences in retinal illuminance on vision and
binocularity.
Chang YH et al(South
Korea)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(9): 1083-8, 2006
・両眼視機能正常で視力1.0以上の50名のボランティア(20-35歳)で、最高視力、融像、両眼視機能が網膜照度の低下によってどの程度影響されるかについて検討した。
・実験室の照度を240Luxに保ち、右眼のみに0.2 logのNDフィルターを挿入し、右眼の視力、両眼視機能の変化について検討。
・右眼の視力ならびに両眼の融像(垂直2°、水平1°のスライドを使用)は2.0
NDで有意に低下し、Titmus
Stereo Testでは、1.4NDで、Lang Testでは1.6NDで有意に低下した。
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ケナコルト硝子体内注入時の合併症
Vitreous prolapse and IOL dislocation during intravitreal injection of
triamcinolone acetonide.
Degenring RF et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(8): 1043-4, 2006
・614眼に723回のケナコルトA(20mg/0.2ml)を注入前に前房穿刺を行ない硝子体内注射。
・注射中に3眼(0.49%)で硝子体の前房内脱出があり、その1例ではIOL偏位がみられた。
・この3眼は全て後嚢破損があり、IOLは毛様溝固定であった。
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PDTと外血管網膜柵
Effect of photodynamic therapy on the function of the outer blood-retinal
barrier in an in vitro model.
Mennel S et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(8): 1015-21 , 2006
・PDTは外血管網膜柵(BRB)を破壊し、RPE細胞に影響を与えるかどうかをin vitroモデルで検討した。
・人のRPE細胞を培養し、経上皮電気抵抗(TER)とフルオレセイン透過性により柵機能ができたのを確認。
・692nmのレーザーだけ、verteporfinだけ、両者を併用し、RPEの柵機能の変化を調べた。
・レーザーだけ、verteporfinだけでは変化はなかったが、両者を併用した場合には4時間以内にTEMが有意に低下した。
・また、通常の治療の濃度である2mg/mlよりも濃い濃度で作用させた場合にはすぐにTEMが低下した。
・レーザーと通常の濃度でのverteporfinの併用では、形態学的ならびに機能的なRPEの外BRB機能の障害が発生するが、RPE細胞自体には障害は発生しなかった。
・ただ、濃度を濃くした場合にはRPE障害も発生する可能性がある
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14年間の術後眼内炎の纏め
Postoperative endophthalmitis: a 14-year review.
Wu PC et al(Taiwan)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(8): 920-9, 2006
・1991.1-2004.8の14年間の30,219例のうち、術後眼内炎は56眼(0.19%)で発症。
・46眼は白内障手術後、6眼は全層角膜移植後、2眼は濾過手術後、1眼はIOL2次挿入後、1眼は硝子体手術後であった。
・培養陽性は31眼(55%)。最も多かったのはcoagulase(-)のブドウ球菌であった
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正常眼圧緑内障における視神経乳頭血流の変化
Decreased blood flow at neuroretinal rim of optic nerve head corresponds with
visual field deficit in eyes with normal-tension glaucoma.
Sato EA et al(慶応大)
Graefe's Arch Clin Exp Ophthalmol 244(7): 975-801, 2006
・54名54眼のNTGで、Heidelberg
retinal flowmeter(HRF)を用い、視神経乳頭辺縁部の血流量を上下に分けて測定。
・対象は上方あるいは下方視野欠損のある人に限定した。
・視神経乳頭上下の平均血流量(MBF)を計算し、MBFの上下比(S/I比)を計算した。
・上下視野欠損に対応する上下部位の視神経乳頭辺縁血流量は対側よりも減少していた。
・上方視野欠損のあるMBFのS/I比は、下方視野欠損のあるMBFのS/I比よりも有意に大きかった(1.46 n=37 vs 0.79 n=17,
p<0.0001)。
・NTGにおける血流の減少は機能低下と相関していた
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エキシマレーザー線維柱帯切開術
Excimer lase trabeculotomy: a new, minimally invasive
procedure for patients with glaucoma.
Wilmsmeyer S et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(6):670-6,2006
・Excimer laser
trabeculotomy(ELT):endoscope-guided probe(1.2mj, 60ns, 20Hz)で線維柱帯に10個の穴を開けた。
・術前(T0)、2-4ヶ月後(T1)、5-7ヶ月後(T2)、11-13ヵ月後(T3)、22-26ヵ月後(T4)で検討
・眼圧が21mmHg以下か、20%以上の眼圧低下があれば成功とした。
〇 ELT群(75例)
・眼圧:24.1 mmHg±0.7 (T0, n=69)、18.8±0.4 (TI, n=66)、20.0±0.5 (T2, n=51)、18.8±0.8 (T3, n= 37)、16.8±1.0 (T4, n=15) であったが、28% では眼圧下降が不十分で再手術が必要であった。
・成功率:Kaplan-Meier生命表分析60% (T1)、49% (T2)、46%(T3)
・抗緑内障点眼薬数:1.9±0.1 (TO)、1.2±0.2 (TI)、1.3±0.2 (T2)、1.8±0.2 (T3)、1.5±0.3 (T4)
〇 超音波乳化吸引(PEA)+ELT群(60例)
・眼圧:22.4 mmHg±0.6 (TO, n=57)、16.5±0.4 (T1, n=52)、16.1±0.5 (T2,n=40)、16.4±0.4 (T3, n- 35)、12.8±1.5 (T4, n=4)であったが、7% で再手術が必要であった。
・成功率:Kaplan-Meier生命表分析85%(T1)、74% (T2)、66% (T3)
・抗緑内障点眼薬数:1.1±0.2 (TO)、0.9±0.2 (T1)、1.1±0.2 (T2)、1.2±0.2 (T3)、1.8±0.9(T4)
・ELTは殊に白内障手術と同時に行なえば最低1-2年は有効である
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翼状片再発に対する羊膜の効果
Tempolary amniotic membrane patch for the treatment of pterygium : mechanism of
reducing the recurrence rate.
Ye J et al(China)
Graefe’ Arch Clin Exp Ophthalmol 244(5): 583-588, 2006
・20眼の翼状片に対し、大きく単純切除した後、AMでパッチし、5日後にAMを除去
3年以上の経過観察で、再発無し
・以前の報告では、AMを除去しなかった時の再発率は、15%
・AMを除去することにより、増殖因子を除去できるのではないか
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2色覚者は色覚正常者より視力が良いか?
Visual acuity and X-linked color blindness.
Jagle H et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(4):447-53,2006
・視力は同一の感度を持った錐体の微細な配列を必要とする。
・従って、中心窩に視感度が同じ錐体で形成されている2色覚(13名)と、正常3色覚(8名)で視力に差があるかを検討。
・視力計は Freiburger Visual
Acuity Testを使用して、連続的にforced-choiceで測定
・2色覚の表現型:1型(4例)、2型(9例)
・2色覚の遺伝子型:x染色体上に1個の視色素遺伝子を持っている single-gene dicromat(6例)、複数の視色素遺伝子をもっており、全てが同じ長あるいは中波長感受性視色素に encodeされている multi-gene
dicromat(7例、ただし1例は遺伝子型が異なっており、今回の検討から除外した)
・正常3色覚と表現型での2色覚、あるいは、2色覚の1型、2型の間には差はなかった。
・multi-gene dichromatは正常3色覚、single-gene dichromatよりも有意に視力が良かった。single-gene dichromatは正常3色覚よりも視力は悪かったが、有意差はなかった
・multi-gene:OD対数視力0.296(視力1.98)±0.024、OS 0.305(2.02)±0.036
・single-gene:OD対数視力0.225(視力1.68)±0.058、OS 0.222(1.67)±0.043
・normals:OD対数視力0.257(視力1.81)±0.032、OS 0.249(1.77)±0.036
・multi-gene dichromatは、異なった錐体からの信号を統合したり、網膜像ボケの錐体特異的パターンの結果などに起因する高次チャンネルでの色収差や色ノイズがない為、視力が良いのであろう
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液空気置換時の眼内湿度
Intraocular humidity immediately after fluid-air exchange in pars plana
vitrectomy.
Eter N et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(3):305-8,2006
・人工眼6眼、摘出豚眼6眼、患者眼10眼で、液空気置換後に湿度8%の乾燥空気と、湿度75%の湿潤空気で2分間還流し、硝子体内の湿度を測定した。
・人工眼では、直後約50%→14.4%(dry air)、71.9%(moist air)。
・摘出豚眼では、直後約60~70%→68.4%(dry)、74.6%( moist air)。
・患者眼では、直後60~70%→90.5%(dry)、93.8%( moist air)。
・生体では周囲組織の細胞外液、循環により湿度が保たれるが、これが evaporation stress による障害をもたらす可能性がある
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シリコンオイル眼での原因不明の視力低下
Central scotoma associated with intraocular silicone oil tamponade develops
before oil removal.
Herbert EN et al(UK)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(2):248-52,2006
・シリコンオイル注入眼で、中心暗点を発症した5例の報告(年齢32~57歳)。
・5例とも黄斑剥離のない網膜剥離(4例は巨大網膜裂孔、1例は多発裂孔)に対する硝子体手術でSOを注入した。
・1ヶ月目(SO眼)の視力は4例で0.5以上であったが、中心暗点発生によりlogMAR視力は平均 0.93(視力 0.12)に低下した。
・中心暗点の発生時期は平均2.7ケ月(1ヶ月~5ヶ月)。
・30mmHg以上の眼圧上昇は2例であり、2週間目に31と34であったが、1ヶ月目で眼圧上昇のみられた例はなかった。
・低眼圧は全例でなかった。
・SO抜去後にFAG、OCTでは異常はみられなかったが、パターンERGでは4例で黄斑機能障害が検出された。
・中心暗点の原因は分からないが、視機能の良い人ではSOはできるだけ早く抜去した方が安全であろう。
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角膜新生血管にたいするケナコルトの効果
Inhibitory effect of triamcinolone acetonide on corneal neovascularization.
Murata M et al(岩手医大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 244(2):205-9,2006
・線維芽細胞増殖因子(bFGF)の塊を角膜内に留置した直後に、TA(2mg)を4羽の家兎の結膜下に注入し、4週間後に角膜新生血管の抑制があるかどうかを検討。
・TAの代わりに水を注入したコントロール眼では新生血管が発生していたが、TA注入群では有意に抑制されていた
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浸出を伴った糖尿病黄斑症に対するケナコルトの効果
Intravitreal triamcinolone injection for chronic diabetic macular oedema with
severe hard exudates.
Avci R et al(Turky)
Graefe’ Arch Clin Exp Ophthalmol 244(1): 28-35, 2006
・28例33眼のCCME+severeHEを2群に分ける
・Ⅰ群17眼:plaque状のHE、Ⅱ群16眼:散在性HE
・4mgIVTA後6ヵ月以上の経過観察
・全例でHEの消失(Ⅰ群:24%、Ⅱ群50%)、減少し、再発は無し
・CMEは12ヶ月で、60%の再発、それと共に、視力の低下
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緑内障の手術治療の一方法
A novel technique of ab interno glaucoma surgery : follow –up results after 24
months.
Pajic B et al(Swizerland)
Graefe’ Arch Clin. Exp Ophthalmol 244(1): 22-7, 2006
・sclerothalamotomy ab interno 53眼の術後24ヶ月の結果
・high frequency
diathermic probe(Oertli)
tipの長さx縦幅x横幅 1×0.3×0.6mm
・1.2mmの角膜切開を上耳側と120°離れた鼻側に2ヶ所つくり、HealonVを注入後、隅角レンズを用いて、TMからSCにtipを1mmまで刺入し、1象限に4ヶ所行う。
・術前眼圧25.6±2.3 3ヶ月目から眼圧は安定し、15.1±1.8、24ヶ月:15.0±1.6
・24ヶ月で、眼圧21mmHg以下で、点眼の必要の無いものは、90.6%
・合併症:hyphema(7),眼圧の一時的な上昇(12)、白内障(3)
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