おもな視神経疾患

さまざまな目の病気について、
その内容や治療方法などをご紹介します。

視神経とは

視神経は眼球の後ろから脳に向かって伸びている神経の束です。
物の形や光の明るさ・色など眼球(主に網膜)で受けた情報を脳に伝える役割をしています。
例えればビデオカメラからテレビにつなぐコードのようなものです。

視神経炎

視神経に炎症をおこした状態です。

■原因

  • 原因不明の場合(特発性視神経炎といいます)
  • 多発性硬化症という全身の病気のひとつの兆候

■症状

  • 急激な視力の低下
  • 中心暗点(視野の中心部;見ようとするところが見にくくなる)
  • 頭痛や眼球運動痛(眼球を動かすと眼が痛くなる)
  • 眼の圧迫感など

■診断と治療方法

視力検査の他に眼底検査や視野検査、色覚検査、フリッカー検査などで診断します。
治療は重症度や状態に応じて、ステロイド剤の点滴や内服、ビタミン剤の内服、血漿交換などが行われます。
自然に回復する傾向がある病気ですが、再発もしばしばあります。

虚血性視神経症

視神経を栄養する血管の循環が悪くなり、視神経が酸素不足(=虚血)の状態になります。

■原因

血管の炎症が原因:全身の血管障害があって(高血圧、糖尿病、動脈硬化など)引き起こされる場合など。

■症状

  • 急激な視力低下
  • 中心暗点(視野の中心部;見ようとするところが見にくくなる)

■治療方法

血管拡張剤、ステロイド剤、ビタミン剤などの投与

中毒性視神経症

視神経に毒性を持つ物質により引き起こされます。
主な原因としては、薬物、農薬、アルコール、シンナーなどが挙げられます。

結核の治療で用いられる薬剤(エタンブトール)により発症する場合があり、この薬剤を投与されている方は眼科での定期検査が勧められています。

  • 採用情報
  • 眼科ジャーナル

ページの先頭へ