白内障

さまざまな目の病気について、
その内容や治療方法などをご紹介します。

白内障

症状と進行予防

白内障とは、目の中にある小さなレンズ・水晶体が濁る病気です。40〜60歳代から、しだいに曇りが出てきて、全体に薄い濁りが生じる場合と、周辺部に濁りが生じる場合があります。
進行予防には、点眼や内服液が使われます。
まだ研究段階ですが、ビタミンCやEなどが水晶体の酸化を防ぎ、老化を予防するのに効果があるとして注目されています。

手術方法

白内障手術では、濁った水晶体を取り除き、ほとんどの場合は眼内レンズを移植します。手術後の視力は、手術前にさまざまな検査を行うことによって、ある程度予測することができます。
ただし、網膜あるいは視神経などに病気がある方は、予測した視力にとどかない場合もあります。詳しくは担当医にお尋ねください。

■主な手術方法

超音波乳化吸引術 3ミリ未満の小さな切開創から、濁った水晶体を取り出す手術
水晶体嚢外(のうがい)摘出術 6〜7ミリの切開創から、濁った水晶体を取り出す手術
水晶体全摘出術 水晶体が脱臼している場合などの様に、通常の方法では水晶体が取り出せない時に用いる方法

単焦点眼内レンズ移植術

多焦点眼内レンズ移植術

手術の歴史

■40〜50年前

手術創(傷口)が大きく縫合も十分ではなかったため、手術後の安静を厳密に守る必要があり、多くの場合は1週間近くベッドにじっと寝たままでした。

■30年前

白内障手術後の視力矯正の方法がメガネかコンタクトレンズに限られていたため、両眼の視力が悪くなってから手術をすすめていました。片方の目の視力が良い場合には、バランスが悪くなるためにメガネをかけられませんし、コンタクトレンズは誰でもすぐにつけられるわけではなかったからです。

■現在

眼内レンズ移植術が普及し、白内障手術は格段に進歩しました。眼内レンズのおかげで片方の目だけの視力が落ちた場合にも、すぐ手術にふみきれるようになりました。また最近では多焦点眼内レンズが安全に使用できるようになってきたため、老眼の矯正もできるようになりました。

<外来手術>

1〜2時間の安静の後帰宅していただく、いわゆる「外来手術」も全身状態の良い患者さんでは可能です。

※手術前に過度に緊張すると血圧が変動する場合もあります。また手術時には、目に局所麻酔と弱い安定剤を使用しますので全身状態が多少変化します。通常は1〜2時間安静にしていれば手術前の健全な状態に戻りますが、手術当日は入院した方がより安全ですので、当院では1泊の入院をおすすめしています。

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