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American Journal of Ophthalmology

2012
154巻

LASIK後の近視戻りに対するチモロールの効果

American Journal of Ophthalmology 154巻(5号)2012

Effect of Timolol on Refractive Outcomes in Eyes With Myopic Regression After Laser In Situ Keratomileusis: A Prospective Randomized Clinical Trial
Shojaei A, Eslani M, et al.(Iran)
Am J Ophthalmol 154(5):790–798, 2012
・LASIK後に近視側に後戻りした124眼を前向き無作為に2群に割付け(最終解析各45眼);【グループ1】0.5%チモロールを1日2回・6か月間点眼、【グループ2】人工涙液を1日2回・6か月間点眼
・等価球面度数の変化(ベースライン → 治療開始6か月後 → 点眼中止6ヵ月後);【グループ1】-1.48±0.99D → -0.88±0.91D → -0.86±0.93D、【グループ2】-1.57±0.67D → -1.83±0.76D → -1.91±0.70D(P<0.001)【Tab.3】
・点眼開始6か月後および点眼終了6か月後において、グループ1の等価球面度数はグループ2のそれと比べて有意に良好であった(P<0.001)
・グループ1ではLASIK後4か月経つごとに等価球面度数の改善度が0.26D減少した
【結論】 チモロール点眼はコントロールに比べてLASIK後の近視側戻りに対して有効である。この効果は治療中断後最低でも6か月は持続する。(MK)

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