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American Journal of Ophthalmology

2014
157巻

緑内障進行度についてのOCT判定

American Journal of Ophthalmology 157巻(3号)2014

A method toestimate the amount of neuroretinal rim tissue in glaucoma: comparison with current methods for measuring rim area.
Gardiner SK et al(NY USA)
Amer J Ophthalmol 157(3): 540-549, 2014
・初期の緑内障221例で、SD-OCTでブルッフ膜開口部(BMO)から内境界膜(ILM)までの距離を測定して求めた視神経乳頭のリム面積が網膜神経線維層RNFL厚みや視野のMD値と相関するかどうかを検討した。
・症例は初期から中期の緑内障、リスクの高い高眼圧症である。
・共焦点SLOでのリム面積も求めた。
・BMOからILM迄の水平距離を視神経乳頭円周上で7.5°間隔の24放射経線上で48本求め、リム面積を類推した。
・BMOからθ角度だけ上方に向いたILMまでの最少距離(minimum rim width:BMO-MRW)と最少リム面積(minimum rim area:BMO-MRA)も求め検討した。
・RNFL厚はCSLOで求めたリム面積よりも、BMO-MRA(r=0.676)、RMO-MRW(r=0.680)と有意に(p<0.001)よく相関していた。
・視野のMDについても、BMO-MRA(r=0.534)、RMO-MRW(r=0.546)と有意に(p<0.001)よく相関していた。
・MDとRNFL厚との相関はr=0.646であった(TY)

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