眼科JOURNALトップ > American Journal of Ophthalmology > 隅角部の酸素飽和度と角膜厚

American Journal of Ophthalmology

2015
159巻

隅角部の酸素飽和度と角膜厚

American Journal of Ophthalmology 159巻(3号)2015

Central corneal thickness correlates with oxygen levels in the human anterior chamber angle.
Siegfried CJ et al(MO USA)
Amer J Ophthalmol 159(3): 457-462, 2015
・124例の手術患者で、術前に酸素検知器を前房に刺入し、酸素飽和度を測定した。
・測定場所は1)中心部の角膜内皮近く、2)前房中心部、3)隅角部、白内障手術予定者では4)水晶体表面、5)後房でも測定した。
・このデータと中心角膜厚CCTとの関連を検討した。
・CCTと前房隅角部の酸素飽和度とは有意な負の相関があったが(p=0.048)、他の場所では、角膜内皮直下を含め、相関はなかった。
・CCTが薄いことによる隅角部の酸素飽和度上昇が線維柱帯に酸化障害を与えていると考えられる。

過去のアーカイブ