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American Journal of Ophthalmology

2015
160巻

血圧変動と緑内障進行

American Journal of Ophthalmology 160巻(3号)2015

Relationship between daytime variability of blood pressure or ocular perfusion pressure and glaucomatous visual field progression.
Lee J et al(Korea)
Amer J Ophthalmol 160(3): 522-537, 2015
・昼間覚醒時血圧の平均の10%以上、夜間血圧の平均が下降するものをdipper、10%未満の下降を認めるものをnon-dipperと定義する。
・dipperの中でも20%以上、下降するものをover-dipperと定義。
・平均動脈圧=拡張期血圧+(1/3x(収縮期血圧-拡張期血圧))、平均眼潅流圧(座位)=95/140x平均動脈圧-IOP、平均眼潅流圧(仰臥位)=115/130x平均動脈圧-IOPと定義する。
・237例の未治療のNTGで平均動脈圧、眼潅流圧と視野進行について検討した。
・over-dipperのNTGはnon-dipperやdipperに比較して、有意に日中や夜間の平均動脈圧が高く、眼潅流圧の変動が大きかった。
・そして、日中や夜間の平均動脈圧や眼潅流圧の変動の大きさは視野進行と関連していた。(TY)

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