眼科JOURNALトップ > American Journal of Ophthalmology > 硝子体内注射時にPIを使用しなかった場合の眼内炎発症率

American Journal of Ophthalmology

2016
170巻

硝子体内注射時にPIを使用しなかった場合の眼内炎発症率

American Journal of Ophthalmology 170巻(号)2016

Endophthalmitis after intravitreal injections in patients with self-reportede iodine allergy.
Modjtahedi BS et al(OK USA)
Amer J Ophthalmol 170: 68-74, 2016
・硝子体内注入を2つの施設で、2008/6-2014/11と2010/1-2015/1の間に行った患者でそれぞれ、6眼/30,046注射、6眼/33,699注射で眼内炎を発症した。
・発症率は0.019%である。2つの施設に紹介された患者も合わせて42例の眼内炎患者のうち、5例(11.9%)はPI消毒をしていないものであった。
・この5例は眼内炎発症前に平均10.6回、合計53回の注射をうけており、発症率は5/53=9.4%である。
・PIを使用しなかった理由は、PIアレルギーがあるとの申告があったためであった。(TY)

過去のアーカイブ