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American Journal of Ophthalmology

2018
185巻

円錐角膜と強膜コンタクトレンズ

American Journal of Ophthalmology 185巻(1号)2018

Scleral lenses reduce the need for corneal transplants in severe keratoconus.
Koppen C et al(Belgium)
Amer J Ophthalmol 185(1): 43-47, 2018
・2010年から2014年に円錐角膜外来を訪れた円錐角膜患者で、Scheimpflug像の矢状断で70D以上の角膜曲率半径を示す75眼を対象とした。
・除外したものは弱視、知能障害者、視力に影響する他の眼疾患を持つものである。
・8眼は強膜レンズは効果がないか、レンズが使用できずに角膜移植となった。
・12眼は他眼の視力が良いかCLの適応でないため行わず、3眼は現在のCLが順調なため適応にならなかったため、51眼が対象となった。
・強膜レンズでの視力上昇は小数点で0.54±0.18であった。
・51眼の内、7眼は経過を追えず脱落、4眼は脱落したため、40眼が最後まで、平均30.15±12.8ヶ月間、強膜CLが使用できたことから、強膜CLは角膜移植のタイミングを遅らせることができると考えた。(TY)

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