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American Journal of Ophthalmology

2020
209巻

広角自発蛍光像でのクロロキン網膜症の評価

American Journal of Ophthalmology 209巻(1号)2020

Evaluation of hydroxychloroquine retinopathy using ultrawidefield fundus autofluorescence: peripheral findings in the retinopathy.
Ahn SJ et al(Korea)
Amer J Ophthalmol 209(1): 35-44, 2020
・広角眼底自発蛍光像(UWF-FAF)が網膜症の評価に有用かどうかを検討した。
・29例58眼(55.5±11.2歳)で、広角眼底自発蛍光と通常の自発蛍光検査を行ない、Humphrey 30-2と全視野120(FF-120)の結果と比較した。
・41/58眼(70.7%)で、通常のFAFで撮影できない周辺部でUWF-FAFでは低自発蛍光(23眼39.7%)、あるいは高自発蛍光(38眼65.5%)が確認できた。
・また5眼8.6%で、通常FAFとUWF-FAFとで網膜症の検出に違いがあった。
・重症の網膜症の多くでは鼻側周辺部に強い低自発蛍光がみられた。
・異常FAFの部位はFF120で見えなかった点の数や、30-2テストでのMDあるいはPSD結果と有意に相関していた(いずれもp<0.001)(TY)

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