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American Journal of Ophthalmology

2020
219巻

シェーグレン症候群の調査

American Journal of Ophthalmology 219巻(11号)2020

Ocular Manifestations and Burden Related to Sjögren Syndrome: Results of a Patient Survey
American J Ophthal 219(11): 40-48, 2020
https://doi.org/10.1016/j.ajo.2020.05.043.
シェーグレン症候群患者のほとんどは人口涙液等使用していて継続率も高い
QOL への影響は全身症状が最も強くドライアイは2 番目
米国のシェーグレン症候群患者2961 名を調査
女性96%、男性4%
⚫ Table2. 1 年間の重症感のある症状
➢ ドライアイ 53%
➢ ドライマウス 48%
➢ 倦怠感 45%
➢ 睡眠障害 19%
➢ 皮膚乾燥・掻痒感 17%
➢ 朝のこわばり 15%
⚫ Table3. ドライアイに対する治療
➢ 人工涙液 91%使用中、97%使用歴あり
➢ 自己血清点眼 6%使用中、21%使用歴あり
➢ 涙点プラグ等 29%使用中、55%使用歴あり
➢ 抗菌薬軟膏 10%使用中、54%使用歴あり
➢ その他補助治療 25%使用中、50%使用歴あり
⚫ Table4― 自覚症状による生活困難度
➢ 倦怠感が最も影響強い
➢ 次にドライアイ
人口涙液点眼は導入率、継続率ともに非常に高かった。
診断基準に含まれていないが、倦怠感が最もつらい症状であるよう。
眼科症状のみで受診した場合でも、シェーグレン症候群は全身合併症もあるので内科への受診勧奨が重要。
全身症状に対してヒドロキシクロロキンが使用される可能性(適応外)がある(THY)

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