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British Journal of Ophthalmology

2013
97巻

ドルーゼン内の自発蛍光物質について

British Journal of Ophthalmology 97巻(4号)2013

High-resolution imaging of autofluorescent particles within drusen using structured illumination microscopy.
Rossberger S et al(Germany)
Brit J Ophthalmol 97(4): 518-523, 2013
・ドルーゼン内の自発蛍光物質AFについて、従来の蛍光顕微鏡よりも解像度が2倍良いstructured illumination microscopy(SIM)を使用して、8例8眼の剖検眼(76±4歳)について検討した。
・波長は488nm、568nmを使用。441個のドルーゼンがみつかり、その中にAFがみられたのは101個(22.9%)であり、硬性軟性を問わず、大きさは35.65±2.38μmであり、63μmより小さいものが90.1%を占めていた。
・AF物質(n=190)はRPE内のリポフスチン顆粒と同じ波長特性を示しており、1個のドルーゼン内のAF物質の数は最高で11個であった。
・AF物質の85.94%はドルーゼンの外層2/3に存在しており、RPE細胞由来と考えられた

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