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British Journal of Ophthalmology

2014
98巻

成人小眼球における白内障手術

British Journal of Ophthalmology 98巻(9号)2014

Cataract surgery in small adult eyes
Gianluca Carifi et al. (Moorfields eye hospital, London, UK)
Br J Ophthalmol  98(9): 1261-1265, 2014
・眼軸20.9㎜未満で高屈折IOL度数(前房固定で30D、後房固定で35D以上)、眼手術の既往の無い症例にPEA-IOL手術を行ない、術中、術後合併症を観察した。
・5年の観察期間で22,093眼中39眼が相当したが術中に重篤な合併症は無かった。
・術後、重篤な合併症(網膜剥離や慢性術後ぶどう膜炎)は2例に認めた。
・術後視力は24眼(62%)で㏒MAR0.30より良好であったが、3眼のみは不良であった。
・10眼(26%)は先天性又は遺伝性の小眼球で視力は低下した(P<0.0001)。
・高屈折IOL度数が必要な小眼球はまれだが、他の先天性又は後天性眼合併症を有しやすい。しかしながら結果は満足のいくものであり、手術の合併症は少ない。(YM)

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