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British Journal of Ophthalmology

2017
101巻

セクター毎の視野障害の進行に対する局所・全身の因子の影響

British Journal of Ophthalmology 101巻(8号)2017

Effects of ocular and systemic factors on the progression of glaucomatous visual field damage in various sectors
Ryo Asaoka. et al (Japan, JAMDIG construction group)
Br J Ophthalmol 101(8):1071-1075, 2017
268名409眼の10回以上の信頼ある視野検査ができた症例を解析し、緑内障進行に関与する因子を調査
視野を上方・下方でそれぞれ<10°、10-20°、>20°のセクターに分けそれぞれの進行度と、年齢、ベースラインの平均TD、平均眼圧、IOPのSD、高血圧、偏頭痛、緑内障家族歴、喫煙について調査した
平均5.5年の観察期間、1眼あたり25.0回/Yの眼圧測定
平均TD進行度-0.21±0.45dB/y、観察期間中の平均IOP 13.3±1.9, SD 1.6±0.5であった
結果
年齢は相関(高齢ほど進行度が早い)があるが、中心視野とは相関が見られなかった
IOPのSDは上方20°と下方の視野で相関あり 
喫煙は下方全ての視野で相関あり(MM)

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