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British Journal of Ophthalmology

2019
103巻

Van Herick 改良法

British Journal of Ophthalmology 103巻(7号)2019

‘Van Herick Plus’: a modified grading scheme for the assessment of peripheral anterior chamber depth and angle
Ramanjit Sihota, et al. (India)
Br J Ophthalmol 2019; 103(7):960-965
【目的】
従来のvan Herick法の改良法の正確さとAS-OCTとの関連を評価
【対象と方法】
・40歳以上の有水晶体眼95名
・瞳孔に届かない程度の短い垂直スリット光を下方の角膜輪部に30度の角度で当てる
・前眼部写真を撮影し、周辺部の前房深度(PAC)および角膜厚(PCT)、角膜と虹彩のなす角度(ICA)を記録、AS-OCTと比較
・PAC:PCT比を以下の4群に分ける;Ⅰ(<1/4)、Ⅱ(1/4-1/2)、Ⅲ(1/2-1)、Ⅳ(>1)
【結果】
・ICA:本法25.66±0.77°、AS-OST 24.86±8.48°
・本法のICAと、AS-OCTでのtrabecular-irideal angle(TIA)およびscleral spur angle(SSA)とは有意に相関(それぞれr=0.918;p<0.001, r=0.903;p<0.001)、差の平均は0.797°
・AS-OCTでの狭隅角眼(TIA<20°)において、本法PAC:PCT比のグレードⅠで区切ると、ROC曲線にて感度85.2%、特異度88.2%
・本法の写真と診察所見との一致性は、緑内障専門医でκ=0.74と良好な一致、一般眼科医ではκ=0.57と中等度の一致
【結論】
下方隅角に短い垂直光を当てる評価法は、簡便であり周辺の前房深度および隅角を比較的正確に評価できる。この方法はAS-OCTとよく相関しており、隅角閉塞が疑われる患者の信頼できるスクリーニング法になりうる。(MK)

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