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British Journal of Ophthalmology

2008
92巻

小児の生活様式と近視の発生

British Journal of Ophthalmology 92巻(7号)2008

A comparison of measures of reading and intelliegnce as risk factors for the development of myopia in a UK cohort of children.
Williams C et al(UK)
Brit J Ophthalmol 92(8): 1117-21, 2008
・7~10歳でサイプレ使用しないautorefractionデータで、右眼の球面度数が -1.5D以下を近視群とした。
・近視発生の最大の予想値は、両親の近視(p=0.033)と民族(p=0.008)で補正した後でも、両親の観察で本を読みたがるかどうかであった(OR=4.05 95%CI=1.27-12.89 p=0.031)
落屑緑内障での眼圧コントロールは視神経所見を改善させるか
Reversal of optic disc cupping in glaucoma.
Harju M et al(Finland)
Brit J Ophthalmol 92(7): 901-5, 2008
・眼圧低下後の視神経乳頭陥凹の改善が緑内障進行に影響するかどうかを検討。
・対象は51例の落屑緑内層と5例の落屑症候群に伴った高眼圧症で、眼圧下降後6年間経過観察し(IOP=22±5→16±4mmHg)、24例で視野あるいは視神経乳頭(ONH)写真で緑内障の進行が認められた。
・ONHの形状はHRTで測定し、陥凹容積が5%以上減少した場合に陥凹改善と判定した。
・緑内障進行で陥凹改善と論理回帰したものは、陥凹改善(OR=0.226 95%CI=0.055-0.918 p=0.037)、IOP(OR=1.216 95%CI=1.000-1.479 p=0.050)、視野の平均欠損(OR=1.158 95%CI=1.034-1.296 p=0.011)。
・IOPの6年間の変化量は緑内障進行と回帰していなかった(p=0.56)。
・陥凹改善は緑内障進行を阻止する因子であった。
・ExGではPOAGよりも篩状板内の結合組織に弾性があるため、今回の対象はExGとした

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