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British Journal of Ophthalmology

2011
95巻

ワーファリン内服者の硝子体手術

British Journal of Ophthalmology 95巻(7号)2011

Warfarin in vitreoretinal surgery: a case controlled series.
Chandra A et al(UK)
Brit J Ophthalmol 95(7): 976-8, 2011
・硝子体手術患者の2%を占めていた60名のワーファリン治療中の患者(中間値72.5歳)について60名のコントロール眼と比較検討した。
・経過観察期間は0.88年で、INR値は0.94~4.6(中間値2.3)であった。
・コントロール群では2名の上脈絡膜出血があったが、ワーファリン群では0名であった。
・裂孔原性網膜剥離では、ワーファリン群では12名が硝子体出血を伴っていたが、コントロール群では4例だけであった(p=0.04)。
・online surveyを行ったところ、47回答(81%)が、INR値に則って、硝子体手術前にワーファリンを中断することを求めていた。
・ワーファリン内服者で特に合併症が多くなることはなかった。

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