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British Journal of Ophthalmology

2011
95巻

弱視者の黄斑部厚は薄くなっているか

British Journal of Ophthalmology 95巻(12号)2011

Analysis of spectral-domain optical coherence tomography measurements in amblyopia: a pilot study.
Park KA et al(Korea)
Brit J Ophthalmol 95(12): 1700-6, 2011
・20名の片眼弱視の黄斑部の水平、垂直断をとり、網膜厚を測定した。
・中心窩、黄斑部内部(上下鼻耳側の490と500μmの平均値)、黄斑部外部(上下鼻耳側の1490と1500μmの平均値)を測定し、健眼の同部位と比較した。
・弱視眼では神経節細胞層+内網状層が、鼻耳側では黄斑部内外部とも、上下側では黄斑部外部で、有意に薄かった。
・網膜の他の層(神経線維層、内顆粒層、外網状層、外顆粒層)でも、いくつかの網膜部位で有意差があった。
・この仕事では、両眼の屈折度差が1.5D未満の症例を集めたためか、黄斑部厚には弱視眼と健眼とには有意差は見られなかった。

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