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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2012
250巻

悪性緑内障の治療法の比較

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 250巻(1号)2012

Outcomes of different management options for malignant glaucoma: a retrospective study.
Debrouwere V et al(Belgium)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 250(1): 131-41, 2012
・21例24眼の悪性緑内障につき、9眼は薬物治療を行った。
・21眼は手術となり、そのうち15眼は全硝子体切除-(PEA)を行い、硝子体カッターで、硝子体側から10-2時の位置で、チン氏帯と虹彩を切除した。
・再発率は薬物治療では100%、YAG後嚢切開+前硝子体膜切開では75%、通常の硝子体手術では75%、前部硝子体切除+虹彩チン氏帯切除では66%であったが、全硝子体切除+虹彩チン氏帯切除+(PEA)では再発例はなかった。
・この方法では平均61日間の経過観察期間中の眼圧は10-22(mean 16)mmHgであった。
・Aqueous misdirection syndrome治療には、この全硝子体切除+虹彩チン氏帯切除+(PEA)が最も良い方法であった

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