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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2012
250巻

網膜色素変性症による黄斑浮腫に対するドルゾラミド点眼薬の効果

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 250巻(6号)2012

The clinical efficacy of a topical dorzolamide in the management of cystoid macular edema in patients with retinitis pigmentosa.
Ikeda Y et al(九州大)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 250(6): 809-14, 2012
・網膜色素変性症の10-40%の症例に併発する黄斑浮腫に対し、dorzolamideの効果があるかどうかを、9例17眼のRPに伴ったCME患者(44.8歳:20-60歳)で検討した。
・全例で1% dorzolamideを1日3回点眼し、1,3,6ヶ月後の経過を調べた。
・OCT上、16眼中13眼(81.3%)でCMEが改善した(BL:446.6±104.7→6ヶ月後:351.1±96.1μm)。
・そのうち8眼ではCMDはほぼ完全に消失した。
・黄斑部の感度は、9眼(56.3%)で1.0dB以上改善し、5眼(33.3%)では2.0dB以上改善したが、矯正視力の有意な改善はみられなかった。

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