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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2014
252巻

進行性コーツ病に対する硝子体手術+眼外冷凍凝固

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 252巻(6号)2014

Pars plana vitrectomy for treatment of advanced Coats’ disease- presentation of a modified surgical technique and long-term follow-up.
Suesskind D et al(Germany)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 252(6): 873-879, 2014
・網膜剥離や網膜下浸出、血管奇形を伴った13例の進行性コーツ病について検討した。
・全例、硝子体手術を行い、液空気置換後に眼外冷凍凝固を行い、網膜切開やシリコンオイル注入は行わなかった。
・平均37か月(18-66か月)の経過観察で眼球摘出はなし、4眼31%は追加治療なし、9眼69%で追加治療施行。
・6眼46%はSO注入の再手術施行。
・10眼77%で病的血管退縮し網膜は復位した。
・視力は3眼27%で回復、4眼36%で不変、4眼36%で悪化、2眼は不明であった。
・冷凍凝固の方法は、液空気置換をすると冷凍凝固のエネルギーが局所に集約されるが、しなかった場合には硝子体全体に伝導してしまうため、液空気置換後に冷凍凝固を行った(図)。(TY)

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