眼科JOURNALトップ > Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology > オーク行列毛虫による眼症状

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2025
263巻

オーク行列毛虫による眼症状

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 263巻(3号)2025

Ocular involvement of oak processionary caterpillar hairs: Clinical outcome up to one year
Martin Dominik Leclaire et al. Graefes Arch Clin Exp Ophthal.2025 Mar;263(3):771-779
・ドイツで屋外活動または毛虫巣除去作業中にオーク行列毛虫 (蛾の幼虫) と接触した後に急性眼症状を呈した11名11眼のレトロスペクティブ分析。
・症例:15~61才、男性8/11人。全例で結膜充血、異物感、痛み、かゆみ、灼熱感を発症
・9/11眼…表層~深部角膜に複数の虫毛があった。
・虫毛に隣接してヘイズが発生した。うち6眼で虫毛の摘出が困難であった(角膜深層で除去困難、毛が折れて部分摘出)ため
・デキサメタゾン点眼とゲンタマイシン点眼を使用した。
・全例に毛に接する部分に角膜混濁を認めた。
・3眼で毛がデスメ膜側に向かって移動した。消失するものもあった。
行列毛虫の毛は眼内移行のリスクがあるため摘出が望ましいが、摘出困難な場合は経過観察すること、炎症所見に対してはステロイド点眼を使用することが勧められる。(AM)

過去のアーカイブ