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Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology

2007
245巻

調節眼内レンズの現況

Graefe's Archives for Clinical and Experimental Ophthalmology 245巻(4号)2007

Accommodating intraocular lenses: a critical review of present and future concepts.(Review)
Menapace R et al(Austria)
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol 245(4): 473-9, 2007
・毛様筋緊張によるIOLの受動的前方移動を基礎としたIOL(Morcher社の43E/S、Human Optics社の1CU、Eyeonics社のAT-45)が市販されている。
・スプリング様の支持部で繋がった2重光学部を持ち、後方の光学部は不動で前方光学部が移動することによるものや、水晶体嚢内を弾性物質で充満させ、表面曲率を変化させて調節をうるものがある。
・ピロカルピンで刺激してレーザー干渉法によりIOLの前方移動量を測定すると、1CUでは中等度前方移動(多くの場合は+0.5D以内、稀に+1.0D)するが、AT45では反対に後方移動していた。
・生理的な近見刺激では前例にIOL移動はみられなかった。
・2重光学系IOLでは今の所、大きな調節が報告されているが、レンズ間の混濁の問題が残っている。
・磁石で動かすシステムは調節力も大きく、将来性があるが、繊維性の嚢収縮の問題がある。
・水晶体を弾性物質で充満させる方法は、無調節時に正視をうる方法など、まだ問題が多い。

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