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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2013
131巻

健康な眼での後部硝子体剝離の伸展

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 131巻(10号)2013

Evolution of Vitreomacular Detachment in Healthy Subjects
Hirotaka Itakura, et al. (群馬大学)
JAMA Ophthalmol 131(10):1348-1352, 2013
・SD -OCTを使い健全な眼のPVDの発達における硝子体ポケット(PPVP)の役割を評価する。
・健康なボランティア368人(男性188人、女性180人)の右眼を対象とした。
平均年齢57.1歳(12~89歳)、すべて有水晶体眼、平均屈折値 -1.1D (+4.0D~-4.5D)
OCT検査の前に、診察でPVDの有無を調べた。
ワイスリングの確認で完全なPVDと定義した。
検眼鏡検査とSD-OCTイメージを使って硝子体ポケットの後壁の状態を5段階にわけた。(表2)
・完全なPVDのない227眼すべてで、SD-OCTで硝子体ポケットを認めた。
38歳以下ではPVDは認めなかった。
完全なPVDは70代〜80で増えた。
・SD – OCTはPVD発生の早い段階で硝子体ポケットをうつした。
硝子体ポケット後壁は、初めに傍中心窩エリアで外れ、周中心窩エリアに及ぶ。硝子体と中心窩の強い癒着と合わさって、トランポリン様の周中心窩PVDを形成する。周中心窩PVDは黄斑円孔や硝子体黄斑牽引症候群の原因になる。そして視神経から硝子体が剝離したら、完全なPVDとなる。
硝子体ポケットの解剖学的特徴が周中心窩PVDの発達に影響していると思われる。(CH)

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