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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2008
126巻

黄斑下のパーフルオロカーボンの除去方法

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 126巻(1号)2008

Displacement of retained subfoveal perfluorocarbon liquid after vitreoretinal surgery.
Tien VL et al(France)
Arch Ophthalmol 126(1): 98-101, 2008
・網膜剥離手術の硝子体手術後に、黄斑下にパーフルオロカーボン液(PFCL)が残存した3例で、その移動を試みた。
・下耳側血管近くで網膜下にBSSを注入し、黄斑部と下方網膜に網膜剥離を発生させ、空気置換とその後の短時間の立位で、全例 PFCL玉は下方周辺網膜下に移動し、視力も改善した。
・黄斑部から除去するよりも安全な方法である。
・例1:視力20/800、術後6週目に0.8mlBSSを網膜下に注入、1mlの空気注入、6ヶ月後視力20/32。
・例2:視力20/200、術後1ヶ月目に再手術、6ヶ月後の視力20/63。
・例3:視力20/400、3週間後再手術、5ヶ月後視力20/32。

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