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JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology)

2011
129巻

硝子体内注射時の感染シミュレーション

JAMA Ophthalmology (旧Archives of Ophthalmology) 129巻(12号)2011

Bacterial dispersal associated with speech in the setting of intravitreous injections.
Wen JC et al(CA USA)
Arch Ophthalmol 129(12): 1551-4, 2011
・硝子体内注入を想定して、発話中の細菌散布量を検討した。
・15名のボランティアで、口の46cm下に血液寒天培地を置き、5分間原稿を読んで貰った。
・マスク装着、マスクなし、顔を90゚横に向けてマスクなし、あるいは、静かに5分間過ごす。
・次に、全員、マスクなしで検査用リクライニングチェアに横になり、前額部に培地を置き、5分間原稿を読んでもらった。
・細菌コロニー数は、マスク装着:4個、マスクなし:157個、横向き:27個、無言:5個、前額部:22個、部屋コントロール:4個であった。
・検出菌の内、口内連鎖球菌は66.7~82.6%を占めていた。
・患者が横になって喋っているだけでも、有意に菌が増えることが分かった(p=0.02)。
・処置中に患者にできるだけ話さないよう、指示することも大切である。

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