Endophthalmitis rates and types of treatments after intraocular procedures.
BanderBeek BL et al(PA USA)
JAMA Ophthalmol 142(9): 827-834, 2024
・眼内処置後の眼内炎の発生率や、眼内炎に対する一次治療(迅速な硝子体切除術 vs 穿刺と注入処置)が過去20年間で変化したかどうかを調査した。
・この要因対照研究では、2000年から2022年までの硝子体注射、白内障手術、緑内障手術、網膜手術、膜移植手術などのデータを、民間保険プランとメディケア保険プランなどの米国の行政医療請求データベースで調査した。
・22年間で5,827,809眼の処置が行われ、4,305例(0.07%)が眼内炎になった。
・年で見ると、2000年では7/3,502(0.20%)であったが、2022年では163/332,159(0.05%)に減っていた。
・すぐに硝子体手術を行った例は、2003年では17/35(48.6%)であったが、2021年では60/515(11.6%)に減っていた。
・眼内炎の頻度は年2.7%の率で減っており、すぐに硝子体手術を行った頻度も年3.8%の率で減っていた。(TY)