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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2010
36巻

トリパンブルーによるTASSの2例

Journal of Cataract & Refractive Surgery 36巻(12号)2010

Two cases of toxic anterior segment syndrome from generic trypan blue.
Buzard K et al(NV USA)
J Cataract Refract Surg 36(12): 2195-9, 2010
・水晶体嚢を可視化するために使用した後発品のトリパンブルーに含まれる不純物によるTASSの2例を報告する。
・摘出した角膜片の組織検査では、炎症反応と完全な角膜内皮細胞消失がみられた。
・細胞培養分析から、この後発品のトリパンブルーは先発トリパンブルーの約2倍の角膜内皮に対する毒性があった。
・使用したのは防腐剤の含まれない 0.1% trypan blue 0.1ml(Custom Compounding Centers)で、翌朝、角膜浮腫、前房蓄膿があり、視力不良、痛みを訴え、6ヶ月過ぎに角膜移植を行った。
・このトリパンブルーのガスクロマトグラフィ検査ではtoxinは見いだされなかった。
・トリパンブルーとの12時間の細胞培養で後発品と先発品での内皮細胞消失率をみると、0.0056%溶液では 12%減少と減少なし、0.017%溶液では 38%減少と15%減少、0.05%溶液では 55%減少と30%減少した。
・前房内注入物質は十分注意が必要である。

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