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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2014
40巻

古代エジプトの白内障手術

Journal of Cataract & Refractive Surgery 40巻(3号)2014

Cataract surgery in ancient Egypt
Patric Blomstedt (Sweden)
J Cataract Refract Surg  40(3): 485-489, 2014
古代エジプト医学で眼科学は最も重要な専門家であり、他科に比し多くの専門医が知られている。非侵襲治療が主体であったが白内障手術はファラオ時代のエジプトで行なわれていた。
エジプトは発展した文明を持つ最古の国で、BC3200年に上下の王国が合併その後発展し、BC2686年古代王国誕生の頃には芸術、建築、工業技術、医学など多分野で業績が確立された。BC5世紀のヘロドトスの原文によると古代エジプトで白内障手術は「水晶体を押すこと」であった。
Ipwyの墓に手術の絵があると言われており(Fig.1)、この場面では一人がもう一人の目に道具を当てている。この道具は巾が1横指で長さが1腕尺(肘から中指先までの長さ)。この道具は実際、医者の墓から見つかっている。この絵はIpwyの墓の棺台を建設する場面にあり、建設中の人々の様子で上にハンマーを足に落とした場面、右上に肩を治している場面もみられ、目に入った異物を除去している可能性もあると言われている(Fig2)。(YM)

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