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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2015
41巻

白内障手術後の青視症

Journal of Cataract & Refractive Surgery 41巻(4号)2015

Neutralization method for detecting the incidence of color perception changes after cataract surgery.
Miyata A(広島市)
J Cataract Refract Surg 41(4): 764-770, 2015
・白内障術後の青視症の頻度を中和法を用いて検討した。
・Clear IOLを挿入したGroup1とyellow IOLを使用したGroup2とで比較した。
・青視症の検出と程度には白色の紙(W)、段階的に黄色味かかった色紙(Y1,Y2,Y3,Y4,Y5)を使用した。
・健康人は全員がW,Y1,Y2を白と判断したため、Y3,Y4,Y5を白と判断した人を青視症と判定すると、術後1か月ではG1では14.5%、G2では4.9%が青視症であったが(p=0.049)、3か月では9.1%:5.2%(p>0.5)と有意差がなくなった。
・G1では、単眼のみの移植眼が両眼移植眼に比して有意に多かった(22.2%:2.7% p=0.035)(TY)

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