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Journal of Cataract & Refractive Surgery

2015
41巻

角膜ヒステレシスと白内障術後眼圧

Journal of Cataract & Refractive Surgery 41巻(6号)2015

Association between corneal hysteresis and the magnitude of intraocular pressure decrease after cataract surgery.
Deol M et al(NY USA)
J Cataract Refract Surg 41(6): 1176-7781, 2015
・緑内障のない患者で、角膜ヒステレシス(CH)と白内障(PEA+IOL)術後の眼圧変化を調べた。
・39例65眼で角膜厚(CCT)と術前と術後2-4か月、10-12か月でOcular Response Analyzerを用いてCHを調べた。
・平均年齢は70.8±8.6歳。
・術前眼圧は14.8±3.5mmHg、術後2-4か月後は11.9±3.4、10-12か月後は12.6±3.1であり、術前とはいずれもp<0.01で有意差があった。
・術前のCHは術後2-4か月のIOP下降を予測できなかったが(p=0.06)、術後10-12か月のIOP下降と相関しており(P=0.01)、CHが低いほど術後のIOP下降率が大きいことが分った。
・角膜厚はIOP下降との関連はなかった。(TY)

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