Risk of zonular dialysis in fellow eye cataract surgeries: multicenter comparative study.
Elhusseiny AM et al(AR USA)
J Cataract Refract Surg 51(3): 204-209, 2025
・チン小帯断裂ZDのあった他眼の白内障手術時のZDのリスクを評価した。
・合計66,288人の白内障手術患者で、初回手術時の年齢は75.3±10.2歳、39.2%が男性で、初眼手術中にZDが発生した患者は333人(0.5%)、対眼では349人(0.5%)だった。
・他眼でZDが発生した症例は、初眼にZDがあった人では23眼/333人(6.9%)、初眼にZDがなかった症例では326眼/65,955人(0.5%)であり、未調整ORは14.9、P < .001であった。
・ロジスティック回帰モデルでもOR=13.3(95%CI 8.2–21.7)。
・その他の有意なリスク因子は、偽落屑症候群:OR=6.0(95% CI=3.8–9.7)、硝子体切除歴:OR=4.5(95% CI=1.1–18.5)、瞳孔散大不良:OR=2.2(95% CI=1.4–3.3であった。
・他眼手術中のZD発生の最も重要なリスク因子は、初眼でのZD発生歴であり、患者への説明を考慮すべきである。(TY)