眼科JOURNALトップ > Ophthalmology > 緑内障における篩状板圧の再検討

Ophthalmology

2010
117巻

緑内障における篩状板圧の再検討

Ophthalmology 117巻(2号)2010

Cerebrospinal fluid pressure in glaucoma. A prospective study.
Ren R et al(China)
Ophthalmology 117(2): 259-66, 2010
・開放隅角緑内障の43例(NTG:14例、POAG:29例)と緑内障のない71例で脳脊髄圧(CSF-P)を検討した。
・CSF-Pは正常眼圧緑内障群(9.5±2.2mmHg)では、POAG群(11.7±2.7mmHg)や、コントロール群(12.9±1.9mmHg)よりも有意に低かった(p<0.001)。
・篩状板圧差(IOP-CSF圧)は正常眼圧緑内障群(6.6±3.6mmHg)やPOAG群(12.5±4.1mmHg)では、コントロール群(1.4±1.7mmHg)よりも有意に高かった(p<0.001)。
・緑内障性視野欠損の程度(dB表示)は、CSF-Pの高さと負の相関があり、篩状板圧差と正の相関があった。
・緑内障、非緑内障眼104例全部で、篩状板圧差とdB表示の視野欠損値の相関を見ると、相関係数0.69、p<0.001となった。
・コントロール群ではCSF-Pは収縮期血圧(p=0.04)、眼圧(p<0.001)と有意に相関があったが、篩状板圧差は血圧とは相関がなかった(p=0.97)

過去のアーカイブ