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Ophthalmology

2010
117巻

眼内への microplasmin注入の後部硝子体剥離効果

Ophthalmology 117巻(4号)2010

A placebo-controlled trial of microplasmin intravitreous injection to facilitate posterior vitreous detachment before vitrectomy.
Benz MS et al(TX USA)
Ophthalmology 117(4): 791-7, 2010
・硝子体手術を予定した患者に対して、術前の硝子体内microplasmin注入の安全性と効果について検討。
・Phase 2, multicenter, double-masked clinical trialである。
・黄斑硝子体牽引あるいは黄斑円孔での手術予定患者125例である。
・placebo(n=30)、Microplasmin (25μg:n=29、75μg:n=33、125μg/100μl:n=32)をPPVを予定した7日前に硝子体内注入し、状態が改善したら手術は中止した。
・注入後7日目の全PVDの比率は、それぞれ、10%, 14%, 21%, 31%であった。
・注入後7日目までにPVDが進展した比率は、7%, 21%, 21%, 28%であり、125μgではplaceboより有意にPVDが進展していた(p=0.04)。
・35日で、PPVが不要になった率は、3%, 10%, 15%, 31%、180日目では 3%, 7%, 15%, 28%であった。
・35日目と180日目でPPVを中止した比率は、125μgとplaceboとの間に、有意差があった(p<0.01, p=0.01)。
・125μg注入で黄斑硝子体牽引、黄斑円孔が手術せずに治癒した比率は、35日目では 3/11例, 7/20例で、180日目では 3/11例, 6/20例であった。
・125μgのMicroplasmin硝子体内注入はPVDを進展させ、硝子体手術を不必要にさせることもできる。

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