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Ophthalmology

2011
118巻

宇宙飛行士の眼所見

Ophthalmology 118巻(10号)2011

Optic disc edema, globe flattening, choroidal folds, and hyperoptic shifts observed in astronauts after long-duration space flight.
Mader TH et al(Alaska)
Ophthalmology 118(10): 2058-69, 2011
・宇宙空間に6ヶ月間滞在して帰還後に眼科所見のあった7名の宇宙飛行士と、他の約300名の宇宙飛行士について宇宙飛行後の視覚変化についてのアンケート調査結果を記載した。
・所見のあった7名の内、5名で視神経乳頭浮腫、5名で眼球の平坦化、5名で脈絡膜皺襞、3名で綿花様白斑、6名でOCTでの網膜神経線維層の肥厚化、6名で近見視力の低下がみられた。
・近見障害を訴えた7名の内5名では+0.5D以上の遠視化(+0.50~+1.75D)がみられ、この5名で眼球の平坦化がMRIで検出された。
・300回の宇宙飛行後の質問では遠見ならびに近見視力低下を経験しており、人によっては飛行後、数年に渡って持続したと答えている。
・これらの所見は脊髄液の移動によると考えられた。

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