眼科JOURNALトップ > Ophthalmology > レーザー周辺虹彩切開は視機能に影響するか

Ophthalmology

2012
119巻

レーザー周辺虹彩切開は視機能に影響するか

Ophthalmology 119巻(7号)2012

Visual symptoms and ertinal straylight after laser peripheral iridotomy. The Zhongshan Angle-Closure Prevention Trial.
Congdon N et al(China)
Ophthalmology 119(7): 1375-82, 2012
・レーザー周辺虹彩切開(LPI)の光の前方散乱や主観的な症状について、50歳以上70歳以下の両眼の狭隅角眼で、ランダムに選択した片眼のみLPIを施行した230例で検討した。
・LPI施行18ヶ月後に、LPIの大きさ、位置を確認する為に写真撮影を行い、水晶体混濁度、網膜散乱光をOCULUS C-Quant(フリッカー光を使用して測定)で測定し、質問用紙(NEI Refractive Error Quality of Life Instrument)に回答して貰った。
・230眼のLPI位置は、121眼でLPIは上眼瞼で完全に隠れ、43眼で不完全だが隠れ、53眼では露出していた。
・全てのテストができたのはLPI眼では217/230(94.3%)、正常コントロール者では250/268(93.3%)であった。
・視力や散乱光スコア、主観的なグレアはLPI眼と他眼では、LPI部が上眼瞼で隠れている、いないにかかわらず、有意差がなかった。
・唯一、皮質白内障が強いと散乱光スコアが上昇していた(p=0.01)。

過去のアーカイブ