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Ophthalmology

2013
120巻

緑内障の早期視野欠損を網膜神経節細胞数で推定できるか

Ophthalmology 120巻(4号)2013

Retinal ganglion cell count estimates associated with early development of visual field defects in glaucoma.
Medeiros FA et al(CA USA)
Ophthalmology 120(4): 736-744, 2013
・網膜神経節細胞RGCの消失予測量が緑内障の視野欠損と関連するかどうかを検討した。
・baseline時には自動視野計で異常がなく、経過観察期間中(中間値6.7年)に3回続けて異常の検出された53名53眼の緑内障疑い患者と、年齢をマッチさせた124例124眼の正常者について検討した。
・RGC数は自動視野計の感度とSD-OCTで測定された網膜神経線維層RNFL厚みから推測し、最初に視野異常が発症した3ヶ月以内のRGC数を求めた。
・視野異常が発症した時の平均RGC数は 652,057±115,829であり、正常者の平均値 910,584±142,412よりも、平均28.4%(6%~57%)少なく、有意差があった(p<0.001)。

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