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Ophthalmology

2013
120巻

オメガ3経口投与とドライアイの短期経過

Ophthalmology 120巻(11号)2013

Short-term Consumption of Oral Omega-3 and Dry Eye Syndrome
Haleh Kangari,et al. (Iran)
Ophthalmology 120(11): 2191-2196, 2013
・オメガ3=DHA,EPA,αリノレン酸を含む必須脂肪酸
・ドライアイと診断されている患者64人、(1)45~90歳 (2)BUT 10秒以下(3)人工涙液点眼を使用していない人。
・投与前後のBUT、眼表面疾患インデックス(OSDI)、シルマー試験を比較検討した。
プラセボ群(31人)                 オメガ3群(33人)
 投与前                   投与後          投与前                   投与後
      BUT(秒)   4.5±2.1  → 4.7±2.6          BUT(秒)   3.9±1.7  → 5.67±2.6
     OSDI      36.4±13.8  →  37.6±13.5         OSDI      38.7±16.5  →  29.3±15.9
     シルマー(mm)  6.0±2.6  →  6.2±2.5         シルマー(mm)  5.8±2.5  →  6.8±2.8
BUTはオメガ3群で71%、プラセボ群で3.3%改善した(p<0.001)。OSDIはオメガ3群で26%改善、プラセボ群で4%悪化した(p=0.004)。シルマーはオメガ3群で22.3%、プラセボ群で5.1%改善した(p=0.033)。
・オメガ3は2つの炎症サイクルに関係していると言われている。
この改善は、オメガ3のマイボーム腺での抗炎症作用が起こった
ためかもしれない。これにより、マイボーム腺からの分泌が良くなり、
涙液層の蒸発を遅らせ、涙液層の復活を手助けしたと思われる。(CH)

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