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Ophthalmology

2015
122巻

抗VEGF薬の固定間隔投与の効果

Ophthalmology 122巻(4号)2015

Long-term outcomes in eyes receiving fixed-interval dosing of ante-vascular endotherial growth factor agents for wet age-related macular degeneration.
Peden MC et al(FL USA)
Ophthalmology 122(4): 803-808, 2015
・5年以上連続して固定間隔(4-8W毎)に抗VEGF薬(ranibizumab, bevacizumab, aflibercept)を投与した滲出性AMD109眼群で効果を検討した。
・年平均10.5回であり、年平均6.5回以下になったものは除外したため、5年目109眼、6年目75眼、7年目44眼となった。
・ETDRSチャートの文字数でみると、5年目は+14.0文字(p<0.001)、6年目+12.2文字(p<0.001)、7年目+12.1文字(p<0.001)であった。
・固定間隔での使用は長期経過では有効で7年目では93.2%で進行停止あるいは改善が得られた。
・開始時に運転可能な視力があったものは10.1%であったが、7年目では43.2%であり、必要に応じて投与する場合よりいい可能性がある。(TY)

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