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Ophthalmology

2015
122巻

緑内障術後の篩板移動とRNFL厚の変化

Ophthalmology 122巻(11号)2015

緑内障術後の篩板移動とRNFL厚の変化
Lamina cribrosa reversal after trabeculectoy and the rate of progoressive retinal nerve fiber layer thinning.
Lee EJ et al(Korea)
Ophthalmology 122(11): 2234-2242, 2015
・線維柱帯切除術後の篩板偏位の回復と網膜神経線維層RNFL厚の薄くなる進行度とが関連しているかどうかを検討した。
・POAGで線維柱帯切除術を受けた34例で、術後最低2.5年経過をみた。
・術前(PREOP)、術後6か月後(FU1)と最低2.5年後(FU2)で比較した。
・眼圧はPREOPで23.8±7.9mmHgが、FU1では11.0±4.4、FU2(3.5±0.8年)では13.1±5.2。
・LCDは589.90±148.32から、508.57±136.28(FU1)と有意に減少したが(p<0,001)、その後は有意差はなかったが多少増加した(516.48±145.87 FU2,p=0.41)。
・RNFL厚の薄くなるスピードとLCDの変化とは相関がなかった。(TY)

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