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Ophthalmology

2015
122巻

片眼進行性緑内障の僚眼のRNFL厚変化

Ophthalmology 122巻(11号)2015

Rates of retinal nerve fiber layer loss in contralateral eyes of glaucoma patients with uilateral progression by conventional methods.
Liu T et al(CA USA)
Ophthalmology 122(11): 2243-2251, 2015
・通常の検査で片眼だけの進行を示す緑内障患者の僚眼の網膜神経線維層RNFL厚を調べた。
・対象は173例346眼(118眼のPOAGと228眼の緑内障疑い)で、3.5±0.7年経過をみた。
・ハンフリー視野、Heidelberg OCT検査を6か月間隔で施行し、進行は乳頭の立体写真とハンフリー視野のGPAソフトで判定した。
・39例で片眼の進行がみられ、RNFLの欠損は-0.89±0.22μm/年であったが、この39例の僚眼のRNFLの欠損も-1.00±0.20μm/年(p<0.001)であった。
・134例では通常の検査では両眼とも進行は見られなかったが、RNFL厚では-0.71±0.09μm/年 p<0.001)で進行がみられたが、片眼進行した僚眼よりはゆっくりであった。(TY)

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