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Ophthalmology

2015
122巻

網膜中心動脈閉塞症における心筋梗塞の危険度

Ophthalmology 122巻(11号)2015

Risk and risk periods for stroke and acute myocardial infarction in patients with central retinal artery occlusion.
Park SJ et al(Korea)
Ophthalmology 122(11): 2336-2343, 2015
・網膜中心動脈閉塞CRAO患者の脳卒中と急性心筋梗塞AMIのリスクを検討した。
・韓国内の保険データベースの2009年から2010年を調査し、1655例のCRAOの中からCRAO発症前と後の365日間で発症した165例の脳卒中とAMIを調べ、比較発症率(rerative incidence rate ratiosーIRR)を求めた。
・虚血性脳卒中は139例、出血性脳卒中は13例、AMIは15例である。
・CRAO発症後30日間の脳卒中とAMIの発症率は有意に大きかった(44.51 95%CI=27.07-73.20)。
・またCRAO発症前の発症率も30日まででは6.82(95%CI=4.01-11.60)、31-90日では2.86(95%CI=1.66-4.93)と高かった。
・ただ、発症率は性、年齢では差はなかった。(TY)

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