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Ophthalmology

2016
123巻

DSEK後10年の角膜内皮細胞密度の減少を全層角膜移植後と比較する

Ophthalmology 123巻(7号)2016

Descemet Stripping Endothelial Keratoplasty
Ten year Endothelial Cell Loss Compared with Penetrating Keratoplasty
Marianne O. Price, et al. (Indiana, U.S.)
Ophthalmology 2016(7);123:1421-1427
目的:DSEK後10年での角膜内皮細胞密度(ECD)の減少傾向を全層角膜移植後と比較検討した。
対象と方法:590人752眼、フックス角膜変性症が主な疾患(84%)
結果:DSEK  ECDはbaseline時平均3005 cells/mm2、術後6ヶ月 , 2077 cells /mm2、術後10年408から2538 cells/mm2
損失率は術後6ヶ月で32%、術後10年で71%だった。
PK10年後の損失率は76%であった。
術後6ヶ月から10年の間、1年毎に110 cells/mm2減少したこととなる。
PACEの中で緑内障手術を受けていた症例が32眼(レクトミー19眼、チューブシャント手術13眼)で、DSEK後数年間はフックス角膜変性症や緑内障手術を受けていないPACEより早い率でECDが減少した。(表3)
年齢の高いドナーではECDはやや減少率が高かった。
PK後、ECDは最初の5年間で急激に減少したのに対し、DSEK後は低い割合で徐々に減少した。
結論:DSEK後ECDの減少傾向はPKと異なっていたが、損失率は類似していた。(CH)

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