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Ophthalmology

2018
125巻

抗VEGF注射と眼内炎

Ophthalmology 125巻(8号)2018

Endophthalmitis after intravitreal injection of vascular endothelial growth factor inhibitors.
Xu K et al(NY USA)
Ophthalmology 125(8): 1279-1286, 2018
・2006年から2016年までに抗VEGF注射を受けた258,357眼のうち、眼内炎を発症した40眼(0.016%)を調査した。
・全例、注射後3週間以内に発症しており、発症時に34眼(85%)は疼痛があり、25眼(62.5%)は前房蓄膿があった。
・24眼で菌が検出され、66.7%はコアグラーゼ陰性のぶどう球菌、10.0%が連鎖球菌であった。
・6か月後のlogMARは、連鎖球菌が検出された人では4.0±0.8(小数点0.0001ほぼ光覚)と悪く、ブドウ球菌では0.4±0.3(小数点0.4)で、有意差があった(p<0.0001)。
・眼内液採取と硝子体内抗生剤注入群TAIでは菌検出が48.3%であったが、硝子体手術群PPVでは90.9%と有意に高かった(p=0.03)。
・両群間で6か月後の視力には有意差はなかった。
・85歳未満の群(p=0.04)、眼圧が25mmHG以下の群(p=0.01)では6か月後の視力が20/400以上である可能性が高かった。
・初期治療の方法(TAIかPPVか)、症状の継続期間(2日以内に限る)、疼痛の有無、前房蓄膿の有無、視力状態、菌検出状況などは6か月後の視力に関連がなかった。(TY)

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