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Ophthalmology

2019
126巻

アルツハイマ-病診断におけるOCT

Ophthalmology 126巻(4号)2019

Spectral-domain OCT measurements in Alzheimer’s disease.
Chan VTT et al(China)
Ophthalmology 126(4): 497-510, 2019
・アルツハイマ-病ADのOCTと軽度の認知障害(mild cognitive impairment:MCI)につき過去の30文献の調査。
・対象はADが1257名、MCIが305名、Ctrlが1460名である。
・SMD比率(standard mean difference)を求めると、ADではOCTでのGC-IPL厚が-0.46(95%CI=-0.8~-0.11)[絶対値では平均-3.66μm]、GCC厚が-0.84(95%CI=-1.10~-0.57) [絶対値では平均-7.04μm]、黄斑容積が-0.58(95%CI=-1.03~-0.14) [絶対値では平均-0.23mm3]、全黄斑網膜厚が-0.52~-0.74[絶対値では平均-9.71~-14.56μm]、視神経乳頭周囲のRNFL厚は-0.67(95%CI=-0.95~-0.38) [絶対値では平均-5.99μm]、1.5mm内の脈絡膜厚は-0.57~-1.03[絶対値では平均-28.75~-64.60μm]、Ctrlに比較して薄かった。
・SD-OCT測定はADの生体指標になりうると考えた(TY)

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