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Ophthalmology

2021
128巻

日々のカフェイン摂取と眼圧、緑内障の関係

Ophthalmology 128巻(6号)2021

Intraocular pressure, Glaucoma, and Dietary Caffeine Consumption
A Gene-Diet Interaction Study from the UK Biobank
Jihye Kim et al. (UK) Ophthalmology 128(6):866-876, 2021
・目的:カフェイン摂取習慣と眼圧の関係、および遺伝子的な素因を調べる。
・多くのスタディではカフェイン摂取後1-4時間後に0-4mmHg急性の眼圧上昇を報告されているが、カフェイン摂取習慣については様々である。眼圧は多因子遺伝特性であることが示唆されており、POAGと眼圧の多因子遺伝リスクスコア(PRS)は相関する。
・珈琲もしくは紅茶(緑茶やハーブティなどを含む)、チョコレート摂取状況と、眼圧、IOP PRSとの関係を調査
・全体としてはカフェイン摂取と眼圧下降が弱く相関するが、緑内障とは関係なかった。
カフェインの摂取はIOP PRSによって修飾され、カフェイン摂取量の増加はIOPおよび緑内障有病率両方にポジティブに関連していたが、IOP上昇に対する遺伝的感受性が最も高い人の間でのみ関連していた。(MM)

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