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Ophthalmology

2022
11巻

調光コンタクトレンズ装用が室内での視機能と患者満足度に及ぼす影響

Ophthalmology 11巻(5号)2022

Effect of Photochromic Contact Lens Wear on Indoor Visual Performance and Patient Satisfaction
Kazutaka Kamiya, et al. (北里大学)
Ophthalmol Ther. 2022 Oct;11(5):1847-1855. 
・目的:屋内での調光コンタクトレンズ(CL)装用時の視機能と患者の満足度を評価する。
・対象と方法:41 人82眼の健康な被験者 (平均年齢21.7 ± 0.7 歳) に調光CLと非調光CLをそれぞれ1〜2週間毎日装用させ屋内環境の明所条件 (600 lx)での視力や動体視力(KVA)、実用視力計(AS-28、興和)を使用して時間平均視力(FVA)、視力維持率(VMR)、応答時間を測定した。
・さらにコントラスト感度(CS)、高次収差(HOAs)、見え方の満足度(0;不満から5;満足)を調査した。
・データ分析のために、各被験者の片眼をランダムに測定した。
・結果:調光CL群と非調光CL群で通常視力では有意差を認めなかった。
・調光CL群での30km/hおよび60km/hでの動体視力は非調光CL群と比較して有意に向上していた。
・また、時間平均視力は有意に良好、応答時間も有意に短縮され、見え方の満足度も良好であった。
・視力維持率、コントラスト感度、高次収差には有意差を認めなかった。
・結論:調光CL装用で室内環境でも動体視力、時間平均視力、応答時間は有意に向上することが明らかになった。
・日常生活やインドアスポーツ時での良好な視力獲得に役立つ可能性がある。(CH)

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